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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (213 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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介護助手導入による利用者の変化として、主に以下の回答があった。
内容
介護職員の直

評価


接介護の質・量
の改善による

職員が個室に入り、排泄介助後の処置をするなどもあるが、介護助手がいることで、
焦らず処置が等をゆっくり対応できる。



変化

整容についても、手が回らずつめ切りや髭剃りなども対応が遅れてしまうこともある
が、介護助手がいる日には朝、きちんと髭剃りをしてあげることもできる。



介護助手の勤務により時間のゆとりが生じるため、介護技術の見直しが取れてきてい
る。職員全員で技術のレベルアップをする等の学びの時間が確保できた。



利用者からの聞き取りを、時間をかけて丁寧にできるようになった。以前は職員同士
での話し合いの場が作れなかったが、介護助手の導入によって話し合いの場を設けら
れるようになり、利用者の介護計画の見直しもできるようになった。



食事の時間やその前後で発生する下膳・エプロン掃除、床掃除の業務を介護助手に担
っていただくことによって介護職員による食事介助が手厚くなった。



直接介護量は利用者の状態像に依存するため介護助手導入による変化の実感はない。



直接介護の質・量の改善による変化には至っていない。



職員が心に余裕をもって利用者の対応をしている旨は利用者にも伝わっているよう
である。

介護助手の見



利用者の発話が増えた、笑顔が増えたということは確かに得られた。



高齢の介護助手が多いため、利用者と会話しているのを聞くと、同年代だからこそ共

守り・話し相手

感して会話しているようである。利用者にとっては人に話しかけるだけでも効果があ

等による利用

る。職員よりも介護助手の方が話しやすい様子もうかがえる。また、介護助手が聞き

者の変化

取った話を、職員に報告してもらえることで利用者の状況が把握できる。


不安で声を上げてしまう利用者の場合、声をかけるだけでも落ち着かれる。介護助手
の方が対応してくれるため、利用者も安定して過ごせるようになった。



介護助手を含めて人の出入りが増えたことで利用者へ声をかける回数が増加した。



介護助手に利用者の話し相手になっていただけているのは非常に大きい。寝たきりで
も話せる利用者もいらっしゃるので、お風呂の時にしか部屋の外に出られない利用者
は居室での介護助手との会話の時間は非常に大きい。



介護助手と利用者が笑顔で日常会話を交わす光景が見られる。



介護助手が時間をかけて利用者とコミュニケーションをとってくれるため、利用者の
表情が豊かになったと感じる。



介護職員は利用者とコミュニケーションを取っている最中にコールがあるとコミュ
ニケーションを中断する必要があるが、介護助手の場合、中断する必要がないため、
利用者と最後までコミュニケーションを取れるようになった。

社会参加の変




介護助手との日常的な話題でのコミュニケーションを通じて利用者の社会参加に繋
げたいと思うが、現状なかなか対応できない。

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