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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (83 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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区分

カテゴリ

主な意見
起床介助しており、利用者の眠気が強い状態で起こしたことで機嫌を悪くし
たまま朝食を取るようなことがあった。

全床

データの活用



睡眠データを活用し、日中のケアの効果も見るようにした。日向ぼっこを増
やした日は睡眠状態が良いこと、入浴日は良く眠れていることがわかった、
排せつ状況(夜間の排せつが多い日・少ない日の回数の状況)、起きる時間に
幅がある等の生活リズムを把握して、データを生かしたケアをした時には利
用者は不穏にならず睡眠状況が良かった。



夜間に利用者が充分に睡眠できていないことが見守り機器から把握できた場
合、立ち上がり・歩行時に注意を向ける等、日中の利用者の状態に気を遣う
ようにした。



安心・安全

機嫌の良し悪しがあり対応がしづらい利用者や、施設側のタイミングでケア
に入ると不穏になる利用者は、覚醒状況を見守り機器で把握して、覚醒のタ
イミングでケアに入ったことで不穏にならなかった。

図表 VI-69 「今後の見守り機器への期待」に関する主な意見
区分
新規

カテゴリ
機器の改善

主な意見


施設内の通信環境によって活用範囲が大きく影響されるのは解消され
てほしい。



(カメラタイプの見守り機器について)導入した利用者の 8 割程度が
赤いランプが気になって不穏になった。



(カメラタイプの見守り機器について)もっと映像が詳細だとよかっ
たという意見もあったが、個人情報の観点から考えると、どの程度の映
像がよいか悩ましい。

その他



過去に入浴やトイレ状況をモニターする機器を使ったことがあるが、
(費用対効果・使いやすさ・有効性の観点から)見守り機器が一番評判
がよい。



酸素吸入を行っている利用者もいるため、バイタルの情報として酸素
飽和度 SpO2 も測定できるとよりよい。

追加

機器の改善



通信環境(Wi-Fi)に左右されることは課題。使用できなくなると途端
に業務に支障が出てしまう。



データから利用者の生活や睡眠の傾向を分析してくれるような AI 機能
があるとよい。



利用者が起き上がった後に起き上がりを検知するまでの時間がもう少
し短くなるとよい。



もっと簡単に見守り機器を取り外し・移動できると、使い勝手がよくな
る。



見守り機器のサイズが大きく、機械的なデザインをしているため施設
の雰囲気となじまず、利用者にとっては違和感が大きく、見張られてい
るように感じる方もいた。インテリア調のもので、カメラの雰囲気を少
なくしていただき、見た目がよりスマートになるとよい。



スマートフォンからは 5 分しか見守り機器(カメラタイプ)の動画を
確認できないため、もう少し長時間の動画を確認できるとよい。

人手不足の補完



新規入職者も見守り機器があることを魅力に感じている。就職希望者
には施設見学時に見守り機器を導入していることを説明しており、人

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