【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (154 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》 |
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機器を用いた業
詳細
務改善で確保で
きた時間が何に
機器使用前は、尿漏れが多いため利用者家族と職員によるケア両方で対応していた。
機器の使用でケアの時間が減り利用者家族によるケアを無くすことができた。
活用されたか
定時誘導から随時誘導に変更になり、定時誘導する利用者数が減ることで排泄ケア
の時間が分散され楽になった。
利用者とのコミュニケーションの時間にあてることができた。
排泄リズムを把
【職員】
握することによ
る、利用者、職
員、施設
ケアに対する負担が軽減した。
にとってのメリ
ット
尿を膀胱に溜めることができず更衣交換の回数が多かったが、尿漏れが減ったため
毎日 14-15 時頃に通知が鳴ることがわかったので、排泄ケアの準備ができるように
なった。
職員も排泄ケアに対する意識が変化し、トイレ誘導してトイレで排泄を促すように
なった。
訴えが多い利用者において、トイレへの誘導回数が増えているが、訴えの意味につ
いて排泄か否かが尿量のデータから把握できることで、精神的な負担軽減につなが
った。
【利用者】
尿がたまっていても排尿できない利用者であったが、排泄リズムを把握することで
昼食後排尿するというリズムができた。
通知をもとにした誘導が上手くできたときは、食事の際にご飯を食べなかったりそ
わそわしたりすることがなかった。
利用者のおむつ
横漏れが減り、日中帯は吸収量が少ないパッドに変更した。
やパッド交換の
大きいパッドから小さいパッドに変更する日もあった。
回数・おむつ代
トイレでの排泄により残尿感が減るようで失禁量も少なくなった。トイレに座るこ
等の変化
自立排泄の回数
とで便失禁が減り夜間の汚染することが減った。
機器使用前後でおむつ代が月 600~1300 円削減した。
事前調査後立位保持が長くできるようになったこともあり、トイレ誘導を増やして
や利用者の意
意欲が向上した。トイレで排泄できると喜ばれている。食事の際に、隣の方へ声を
欲・実践の変化
かける様子が見られるようになった。
自力で排泄ができると、表情が明るくなるようになった。
失禁がない時やズボンが汚れていない時、喜ばれていた。
トイレ誘導した後トイレに座ってもらい、自力で排尿が終わった後職員を呼ぶコー
ルを押していただけるようになった。
おむつでの排尿から、トイレでの誘導によりトイレでの自力での排泄が習慣化して
きたように思う。
皮膚かぶれ
機器を装着している箇所がかぶれた。かぶれた際は、使用を数日中断して使用した。
機器を使用することで、尿漏れが減りおむつ内の皮膚トラブルが改善した。
おしりに傷ができることがあったが、パッドへの排尿が減ったため傷ができなくな
った。
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