資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (104 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
健康・医療
「健康・医療戦略 22」及び「医療分野研究開発推進計画 23」に基づき、以下の取組を強
力に推進する。
• 医療分野の研究開発の推進として、他の資金配分機関、インハウス研究機関、民間企
業とも連携しつつ、AMEDによる支援を中核として、医療分野の基礎から実用化ま
で一貫した研究開発を一体的に推進するとともに、ムーンショット型研究開発制度に
おいて、挑戦的な研究開発を推進し、先端技術の速やかな社会実装を加速する。
• AMEDが支援した研究開発から得られたデータの利活用プラットフォームとして、
産学の研究開発において品質管理されたデータを安全・安心かつ効率的に利活用する
ための仕組みについて検討し、早期の運用開始を目指す。
(戦略的に取り組むべき応用分野)
(5)健康・医療
AMEDが支援した研究開発のデータを産学官の研究開発で活用するため、AMEDに
構築するデータ利活用プラットフォームを用いて、ゲノム情報の利活用を 2022 年度中
に開始。また、企業によるデータ利活用や複数の研究間でのデータの利活用ができるよ
う、研究参加者の同意の在り方を関係府省・関係機関連携して整理し、2022 年度から順
次適用。
【健康・医療戦略(令和2年3月 27 日 閣議決定)
】
4. 具体的施策
4.1.世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発の推進
(1)研究開発の推進
○ 疾患領域に関連した研究開発
(老年医学・認知症)
・ モデル生物を用いた老化制御メカニズム及び臓器連関による臓器・個体老化の基本
メカニズム等の解明
・ 認知症に関する薬剤治験対応コホート構築やゲノム情報等の集積及びこれらを活用
したバイオマーカー研究や病態解明等
・ 認知症に関する非薬物療法の確立及び官民連携による認知症予防・進行抑制の基盤
整備
2
他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
本研究事業は政策策定に関係する研究を主に進めている一方、AMED の認知症研究開
発事業は予防・診断・治療法の開発などの研究が主であり、その方向性がすみ分けられ
ている。
具体的には本研究事業は、AMED で得られた知見を実社会で適応・活用させるためのベ
ースをつくるものであり、例えば、AMED で見いだされた病態解明や発病予測などをどの
ように適正に活用するか、及びどのように重症化防止や支援に用いるかなどを検討す
る。
Ⅲ 研究事業の評価
(1)必要性の 認知症高齢者が今後も増加することが見込まれる中で、認知症施策は喫緊の
観点から
課題となっている。認知症施策推進大綱においては、五つの柱の一つとして
「研究開発・産業促進・国際展開」を掲げ、行政的・社会的問題を解決する
101