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資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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研究事業名

地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関する研究事業

主管部局・課室名
大臣官房国際課
省内関係部局・課室名 なし

当初予算額(千円)

令和2年度
44,500



令和3年度
42,500

令和4年度
41,250

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、生命、生活、所得・雇用、居住、医療、
福祉等様々な問題を引き起こしている。このように、地球規模の保健課題は、近年国際
社会における重要性が非常に高まっており、国際保健の枠組の見直しも視野に、世界保
健機関(WHO)のみならず、国連総会、G7及び G20 等の主要な国際会議において重要な
議題となっている。また、2015 年9月の国連総会で採択された「持続可能な開発目標」
(SDGs)では、保健分野のゴールが引き続き設定され、国際的な取組が一層強化されて
いる。
わが国では「国際的に脅威となる感染症対策の強化に関する基本方針」、
「2030 年 SDGs
目標年に向けての我が国のグローバルヘルス戦略」、「成長戦略フォローアップ 2021」、
「骨太方針(経済財政運営と改革の基本方針 2021)」、「統合イノベーション戦略 2021」
及び「健康・医療戦略」等、国際保健に関連する政府方針・戦略が近年相次いで策定さ
れている。これらの方針・戦略では、わが国が地球規模保健課題の取組に貢献すること
が政策目標とされ、国際機関等との連携によるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
や健康安全保障の推進、健康・医療に関する国際展開の促進等が謳われている。
わが国は、国を挙げて SDGs の達成に向けて取り組むとともに、2019 年に G20 大阪サ
ミット、G20 岡山保健大臣会合を主催し、2020 年には UHC フォーラム 2020 をバンコク
にて共催した。新型コロナウイルス感染症に対する国際的な対応においても、諸外国や
国際機関と連携し、新規の協力枠組の創設を含む、多大なる貢献を行ってきた。さらに、
わが国は国際保健分野における様々な場面で議論を主導しており、2021 年には東京栄
養サミットを主催し、2023 年には再び議長国として G7会合を主催する。
【事業目標】
地球規模の保健課題を国際社会が一致して対処する重要性が高まる中、限られた財源
を戦略的に活用して保健分野における国際政策を主導し、国際技術協力等を強化するこ
とにより、より効果的・効率的に国際保健に貢献し、地球規模保健課題への取組を通じ
た持続可能で強靱な国際社会の構築を目指す。
【研究のスコープ】
(ア)新型コロナウイルス感染症対策を含む、保健関連の SDGs の達成及びそれに向け
た状況評価
(イ)わが国が関与する国際会議の成果評価、及び将来関与する会議に向けた準備とそ
の終了後の成果評価
(ウ)国際保健政策人材の育成
(エ)保健関連の国際機関・団体に対するより戦略的・効果的な資金拠出と関与の方法
の検討
【期待されるアウトプット】
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