資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (51 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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がん政策研究事業
主管部局・課室名
健康局がん・疾病対策課
省内関係部局・課室名 大臣官房厚生科学課
当初予算額(千円)
令和2年度
613,223
令和3年度
610,842
令和4年度
610,842
Ⅰ
実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
がん研究については平成 26 年3月に文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3大臣
確認のもと策定された「がん研究 10 か年戦略」に加え、平成 30 年3月に「第3期がん
対策推進基本計画」が閣議決定された。
【事業目標】
「がん研究 10 か年戦略」を踏まえ、がんの根治・予防・共生の観点に立ち、患者・社
会と協働するがん研究を念頭において、がん対策に関するさまざまな政策的課題を解決
する研究を推進する。
【研究のスコープ】
がん研究 10 か年戦略のうち下記項目を対象とする。
①充実したサバイバーシップを実現する社会の構築をめざした研究
がん患者をはじめ、家族、医療者、一般市民を含む国民全体を対象として、社会的
要因も踏まえ、精神心理的苦痛を含めた様々な問題を解決する。また、再発予防、合
併症予防を含めたがん患者の健康増進を目指す。
②がん対策の効果的な推進と評価に関する研究
患者や家族、医療従事者等のニーズと行政的ニーズの両者を適切に把握するととも
に、基本計画で求められている施策を推進するための方策を立案、実施し、評価して
いくことで、より効果的ながん対策につなげる。
【期待されるアウトプット】
適切な情報発信の体制に関する研究や相談支援に関する研究、がん検診の適切な把握
法及び費用対効果、有効性評価に関する研究等を実施し、より適切ながん検診の提案等
の成果を得る。また地域包括ケアにおけるがん診療提供体制の構築、がん患者の就労継
続及び職場復帰に資する研究等を実施し、思春期・若年成人(AYA)世代のがん患者の社
会的な問題を解決する提案等の成果を得る。
【期待されるアウトカム】
AMED の「革新的がん医療実用化研究事業」から得られる成果とあわせ、がん対策推進
協議会等において報告し、政策に反映させるなど、第3期がん対策推進基本計画におい
て3つの柱とされている「がん予防」、
「がん医療の充実」、
「がんとの共生」の実現を目
指す。
(2)これまでの研究成果の概要
・「乳がん検診の適切な情報提供に関する研究」(令和2年度:終了)
ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)の啓発のため、自治体等で活用
できるリーフレットを作成した。
・
「進行がん患者に対する効果的かつ効率的な意思決定支援に向けた研究」
(令和4年度:
48