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資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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・ また、橋渡し研究支援拠点や臨床研究中核病院において、シーズの発掘・移転や質の高い
臨床研究・治験の実施のための体制や仕組みを整備するとともに、rTR、実証研究基盤の構
築を推進し、基礎研究から臨床研究まで一貫した循環型の研究支援体制や研究基盤を整備す
る。
(中略)
○ 疾患領域に関連した研究開発
・ 6つの統合プロジェクトの中で、疾患領域に関連した研究開発も行う。その際、多様な疾
患への対応が必要であること、感染症対策など機動的な対応が必要であることから、統合プ
ロジェクトの中で行われる研究開発を特定の疾患ごとに柔軟にマネジメントできるように推
進する。
・ 特に、2040 年の人口動態を見据え、現在及び将来の我が国において社会課題となる疾患分
野に係る研究開発を戦略的・体系的に推進する観点から、がん、生活習慣病(循環器、糖尿
病等)
、精神・神経疾患、老年医学・認知症、難病、成育、感染症(薬剤耐性(AMR)を含
む)等については、具体的な疾患に関して統合プロジェクトにまたがる研究課題間の連携が
常時十分に確保されるよう運用するとともに、統合プロジェクトとは別に、予算規模や研究
開発の状況等を把握・検証し、対外的に明らかにするほか、関係府省において事業の検討等
の参考にする。
・ このため、AMED において、統合プロジェクト横断的に対応できる体制の下で、特定疾患ご
とのマネジメントを行う。特に、現在及び将来の我が国において社会課題となる上記の疾患
分野については、それぞれの疾患領域に豊富な知見を有するコーディネーターの下で、疾患
ごとのマネジメントを行う。その際、難病やがん等の疾患領域については、病態解明等の基
礎的な研究から医薬品等の実用化まで一貫した研究開発が推進されるよう、十分に留意す
る。
・ 特に、難病については、その種類が多い一方で症例数が少ないという制約の中で病態解明
や治療法の開発を行うという特性を踏まえる必要がある。厚生労働科学研究における難病の
実態把握、診断基準・診療ガイドライン等の作成等に資する調査及び研究から、AMED におけ
る実用化を目指した基礎的な研究、診断法、医薬品等の研究開発まで、切れ目なく実臨床に
つながる研究開発が行われるよう、厚生労働省と AMED は、患者の実態とニーズを十分に把
握し、相互に連携して対応する。
・ 現在及び将来の我が国において社会課題となる上記の疾患分野については、以下のような
テーマをはじめとして研究開発を推進する。
(がん)
・ がんの生物学的本態解明に迫る研究開発や、患者のがんゲノム情報等の臨床データに基づ
いた研究開発
・ 個別化治療に資する診断薬・治療薬の開発や免疫療法や遺伝子治療等をはじめとする新し
い治療法の開発
(生活習慣病)
・ 個人に最適な糖尿病等の生活習慣病の重症化予防方法及び重症化後の予後改善、QOL 向上等
に資する研究開発。AI 等を利用した生活習慣病の発症を予防する新たな健康づくりの方法の
確立
・ 循環器病の病態解明や革新的な予防、診断、治療、リハビリテーション等に関する方法に
資する研究開発
・ 慢性腎臓病の診断薬や医薬品シーズの探索及び腎疾患の病態解明や診療エビデンスの創出
に資する研究開発
・ 免疫アレルギー疾患の病態解明や予防、診断、治療法に資する研究開発
(精神・神経疾患)

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