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資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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ティの創出から各モダリティのデザイン、最適化、活性評価、有効性・安全性評価手法、製
造技術等の研究開発まで、モダリティに関する基盤的な研究開発を行う。さらに、様々なモ
ダリティに関する技術・知見等を疾患横断的に活用して新薬創出を目指す。また、創薬デザ
イン技術や化合物ライブラリー、解析機器の共用など創薬研究開発に必要な支援基盤の構築
に取り組む。
②医療機器・ヘルスケアプロジェクト
・ AI・IoT 技術や計測技術、ロボティクス技術等を融合的に活用し、診断・治療の高度化のた
めの医療機器・システム、医療現場のニーズが大きい医療機器や、予防・高齢者の QOL 向上
に資する医療機器・ヘルスケアに関する研究開発を行う。また、医療分野以外の研究者や企
業も含め適切に研究開発を行うことができるよう、必要な支援に取り組む。
③再生・細胞医療・遺伝子治療プロジェクト
・ 再生・細胞医療の実用化に向け、細胞培養・分化誘導等に関する基礎研究、疾患・組織別
の非臨床・臨床研究や製造基盤技術の開発、疾患特異的 iPS 細胞等を活用した難病等の病態
解明・創薬研究及び必要な基盤構築を行う。また、遺伝子治療について、遺伝子導入技術や
遺伝子編集技術に関する研究開発を行う。さらに、これらの分野融合的な研究開発を推進す
る。
④ゲノム・データ基盤プロジェクト
・ 健常人及び疾患のバイオバンク・コホート等の情報に加え、臨床研究等を行う際のコホー
ト・レジストリ、臨床情報等を統合し、研究開発を推進するために必要なデータ基盤を構築
する。また、一人ひとりの治療精度を格段に向上させ、治療法のない患者に新たな治療を提
供するといったがんや難病等の医療の発展や、個別化医療の推進など、がんや難病等患者の
より良い医療の推進のため全ゲノム解析等実行計画を実施する。特にがんの全ゲノム解析
は、臨床実装を見据え、がんの再発分野等の課題を明確に設定した上で推進する。また、細
胞のがん化過程をシームレスに追跡できるよう健常人コホートからがん患者の発生を追跡で
きる研究について検討する。
・ その際、詳細で正確な臨床情報等が得られる検体を重点的に解析するとともに、個人情報
等に配慮しつつ研究開発や創薬等に活用できるデータシェアリングを進め、特に、AMED で行
う研究開発については、研究成果として得られたデータを共有する。
・ ゲノム・データ基盤の整備を推進するとともに、全ゲノム解析等実行計画等の実行により
得られるデータの利活用を促進することで、ライフステージを俯瞰して遺伝子変異・多型と
疾患の発症との関連等から疾患の発症・重症化予防、診断、治療等に資する研究開発を推進
し、病態解明を含めたゲノム医療、個別化医療の実現を目指す。
・ また、レジストリ等の医療データを活用した新たな診断・介入法の実装に向けた研究、無
形の医療技術やそれに関連するシステムの改善、改良を目指したデータ収集等の研究を行
う。
⑤疾患基礎研究プロジェクト
・ 医療分野の研究開発への応用を目指し、脳機能、免疫、老化等の生命現象の機能解明や、
様々な疾患を対象にした疾患メカニズムの解明等のための基礎的な研究開発を行う。
・ これらの研究開発成果を臨床研究開発や他の統合プロジェクトにおける研究開発に結び付
けるとともに、臨床上の課題を取り込んだ研究開発を行うことにより、基礎から実用化まで
一貫した循環型の研究を支える基盤を構築する。
⑥シーズ開発・研究基盤プロジェクト
・ アカデミアの組織・分野の枠を超えた研究体制を構築し、新規モダリティの創出に向けた
画期的なシーズの創出・育成等の基礎的研究を行うとともに、国際共同研究を実施し、臨床
研究開発や他の統合プロジェクトにおける研究開発に結び付ける。

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