資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (29 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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に、医療現場の負担軽減につながる研究として必要不可欠である。
新規課題については、
「保健医療分野の AI 実装等データ利活用状況等につ
いての調査研究」の他、引き続き、「ICT・AI 開発に求められる環境整備に
関する研究」、「ICT・AI を活用した現場の負担軽減や医療の質の均てん化、
更なる精度向上に繋がる効率的なシステム開発と活用にむけた研究」を推進
する必要がある。
(2)効率性の
研究の進捗状況は中間評価委員会が行い、その評価を各研究者にフィード
観点から バックすることで、効率的な研究実施を図っている。また外部有識者から構
成される評価委員会で公正かつ時代に即応した研究評価を行うことで、効率
的に研究を推進できる仕組みを構築している。さらに研究内容については、
各戦略等や保健医療分野 AI 開発加速コンソーシアムにおいて求められてい
る課題を採択し、臨床現場のニーズに合った ICT・AI 開発に効率的につなげ
ている。
(3)有効性の
研究成果は健康・医療分野における ICT や AI を活用することによる医療
観点から の質の向上、均てん化、診療支援基盤の構築や ICT・AI 開発のためのデータ
利活用における基盤となり、日本における ICT・AI 開発の加速化に繋がる。
平成 29 年に「データヘルス推進本部」設置され、健康・医療・介護分野に
おける医療情報を連結した ICT システム構築や AI 実装に向けた取組みが開
始された他、
「保健医療分野 AI 開発加速コンソーシアム」において、令和2
年5月に健康・医療・介護分野における AI 開発のロードブロック解消のた
めの工程表等が取りまとめられた。また、AI 戦略 2021(令和3年6月閣議
決定)や、AI 戦略 2022(令和4年4月閣議決定)では、AI 技術の社会実装
の推進に向けた政策が取りまとめられた。本事業は、これらの政策における
課題を受ける形で貢献しており、有効性が高い。
(4)総合評価
本研究事業により、ICT や AI の保健医療分野の社会実装を通して、医療の
質の向上及び均てん化、診療支援の基盤構築、臨床研究基盤構築が期待され
る。また、データの利活用により日本発のイノベーション推進にもつながる
ことから、引き続き研究を推進する必要がある。
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