資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (121 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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精通した人材の育成・確保等を図るため、BSL4 施設の整備等について、必要な支援を行
うとともに国、大学及び自治体の地方衛生研究所等との連携を強化する。また、パンデ
ミック対策のみならずバイオセキュリティ強化のため、米国 CDC 等も参考にしつつ我が
国の危機管理対応能力の強化を図っていくとともに、緊急時の課題解決のための迅速な
研究開発体制を整備する。
・厚生労働科学研究との関係
【新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業】
感染症及び予防接種行政の課題として、海外からの進入が危惧される感染症及び国内で
発生がみられる感染症についての対策や、予防接種施策等を推進すべく、行政施策の科
学的根拠等を得るために必要な研究を行っている。新興・再興感染症に対する革新的医
薬品等開発推進研究事業は、適宜本事業の研究成果も踏まえて、特に重要な医薬品等の
開発に資する研究を行っている。
・AMED 内 新興・再興感染症研究基盤創生事業との関係
【新興・再興感染症研究基盤創生事業 海外拠点研究領域】
様々な感染症の流行地により近い文部科学省の海外拠点研究領域の海外拠点と連携し、
感染症に関する国内外での研究を推進している。
【新興・再興感染症研究基盤創生事業 多分野融合研究領域】
BSL4 施設を中核とした感染症研究拠点に対する研究支援や病原性の高い病原体等に関
する創薬シーズの標的探索研究等を行う文部科学省の多分野融合研究領域と連携して、
わが国における感染症研究機能の強化を図るとともに、感染症の革新的な医薬品の創出
を図る。
【橋渡し研究戦略的推進プログラム】
日本全体としてアカデミア等による革新的な基礎研究の成果を一貫して実用化に繋ぐ
体制を構築し、自機関だけでなく他機関のシーズ発掘と育成を行っている当該プログラ
ムと連携して、感染症に対する医薬品シーズの実用化を推進する。
【産学連携医療イノベーション創出プログラム・基本スキーム(ACT-M)/セットアップ
スキーム(ACT-MS)(医療分野研究成果展開事業)】
アカデミア発の感染症に対する医薬品および医療機器シーズを産業界(企業等)に円滑
かつ効果的に移転するために連携を推進する。
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他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
本研究事業では、感染症及び予防接種行政の課題として、海外からの進入が危惧され
る感染症及び国内で発生がみられる感染症についての対策や、予防接種政策等を推進す
べく、行政施策の科学的根拠を得るために必要な研究を行っている。特に、AMED が実証
的に実施するワクチンの安全性、有効性に関するデータベースの研究と密接に連携して
研究を進めている。
AMED が実施する「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」は、
適宜本事業の研究成果も踏まえて、特に重要な医薬品等の開発に資する研究を行ってい
る。尚、このうちワクチン開発については、感染症法に規定されている感染症のうち、
国内での市中感染が認められている感染症を対象に、既に実用化されているワクチンの
改良に資する基盤的な研究開発を行っている。
【他の研究事業との関係について】
感染症関連の3研究事業(新興・再興、エイズ、肝炎)において、重複を回避するよ
うに調整した上で、公募課題の効率的な選定を行っている。
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