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資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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においては、生活習慣病の病態解明やその解決策となる政策提言、治療の均てん化、
生活習慣病を有する者の生活の質の維持・向上等を目指す。
【期待されるアウトプット】
以下に各分野の代表的なものを挙げる。
「健康づくり分野」:
健康無関心層も含めた予防・健康づくりの推進や自然に健康になれる環境づくりに
資するエビデンスの創出
栄養)栄養・食事関連情報のエビデンスの整理
運動)運動・身体活動指針の改定に向けたエビデンスの整理
睡眠)睡眠指針の改定を目指した「睡眠の質」の評価及び向上手法の確立
喫煙)受動喫煙対策による社会的インパクト評価
「健診・保健指導分野」:
健康診査・保健指導における健診項目等の必要性、妥当性の検証
PHR(Personal Health Record)を扱う事業者等が健康等情報を提供するモデルの
提示
地域・職域連携の推進状況の評価や課題の整理、効果的な事業評価指標の提示
「生活習慣病管理分野」:
循環器病領域における、情報提供・相談支援プログラムや、各都道府県で使用でき
る有用な目標指標の作成
NDB データを用いた日本全国規模の糖尿病有病者数、合併症等の実態把握
【期待されるアウトカム】
健康日本21(第二次)に基づいた国民健康づくり運動を進めてきたが、令和4年度
末までに策定予定の、次期国民健康づくりプランに役立つエビデンスの創出によって、
施策を効果的に推進することができ、健康寿命の更なる延伸に繋がる。
また、特定健診等を含めた健診や保健指導の定期的な見直しに寄与する。
さらに、循環器病については、令和元年 12 月に施行された「健康寿命の延伸等を図
るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」に基づき、令和
2年 10 月に閣議決定された循環器病対策推進基本計画に基づいた研究を推進すること
によって、健康寿命の延伸や循環器病の年齢調整死亡率の減少を目指す。
(2)これまでの研究成果の概要
・「健康増進施設の現状把握と標準的な運動指導プログラムの開発および効果検証と
普及促進」においては、
「運動型健康増進施設」が提供している運動指導プログラムの現
状を把握し、調査結果と先行研究のレビュー結果を基に「健康増進施設」が提供すべき
標準的な運動プログラムを開発した(令和元年度終了)。
・「社会経済格差による生活習慣病課題への対応方策案に向けた社会福祉・疫学的研
究に関する研究」においては、教育歴や所得等の社会経済的要因等を踏まえた食生活、
身体活動・運動、口腔、喫煙等の実態と課題を明確化した(令和2年度終了)。

「健康診査・保健指導の有効性評価に関する研究」においては、健診制度を検証し、
現状の制度や健診項目で期待される効果、今後充実させるべき内容、事業実施の問題点
と今後の方向性について知見を得た(平成 30 年度終了)。
・「地域におけるかかりつけ医等を中心とした心不全の診療提供体制構築のための研
究」においては、わが国における心不全の現状を把握し、「地域のかかりつけ医と多職
種のための心不全診療ガイドブック」を作成した(令和2年度終了)。
・「循環器病領域における治療と仕事の両立支援の手法確立に向けた研究」において
は、脳卒中及び心血管疾患の復職の現状把握を行うと共に、「脳卒中の治療と仕事のお
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