資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (134 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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進していく必要がある。
(2)効率性の
研究課題は重複がないよう設定し、採択にあたっては事前評価委員会で効
観点から
率性も評価している。また、関連のある研究班の間で相互にオブザーバーと
して班会議や研究成果発表会に参加するなどの連携を図るとともに、プログ
ラムオフィサーが班会議に参加し、進捗状況を把握し報告している。肝炎研
究推進戦略の見直しを必要に応じて行うことを視野に入れるなど、効率的に
研究が行われている。
(3)有効性の
肝炎対策を総合的に推進するための行政課題に即した、医療体制・社会基
観点から
盤整備に必要かつ有効な研究が設定され、研究成果は肝炎対策推進協議会等
で適宜報告され、国の肝炎総合対策の推進に寄与し、広く国民の健康の保持、
増進のために還元されることが期待される。また、平成 30 年度より開始さ
れた肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業の要件の見直し、令和2年度より
対象が拡大された重症化予防推進事業にも研究成果が活用されている。疫
学・行政研究のあり方について新たに策定された肝炎研究推進戦略を踏ま
え、行政研究および政策立案の基盤となる疫学研究を効果的に推進してい
る。
(4)総合評価
肝炎は国内最大級の感染症であり、感染を放置すると肝硬変や肝がんとい
った重篤な病態に進行する。本研究事業では、肝炎の克服に向けた診療体制
や社会基盤の整備、偏見・差別の防止等を目標に、肝炎に関する行政課題を
解決するための研究を推進する必要があり、目標を達成することは健康長寿
社会の実現につながる。
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