資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (24 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
臨床研究等 ICT 基盤構築・人工知能実装研究事業
主管部局・課室名
大臣官房厚生科学課
省内関係部局・課室名 医政局医事課、歯科保健課、看護課、地域医療計画課
当初予算額(千円)
令和2年度
357,023
令和3年度
340,441
令和4年度
340,441
Ⅰ
実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
健康・医療・介護・福祉分野の大規模データの分析は、医療の質の向上・均てん化や
日本発の医療技術の開発に必要なエビデンスを提供するものである。しかし、医療機関
や研究機関、行政等の個々の主体が管理するデータの互換性が十分でなく、その活用が
進んでいない。
また、膨大な健康・医療分野のデータの収集・解析によって、予防・健康管理に向けた
効果的なサポートを国民が身近で受けられる環境を整備するとともに、個人に最適な健
康管理・診療・ケアを実現する基盤を整備する必要がある。
平成 29 年より「データヘルス推進本部」、平成 30 年より「保健医療分野 AI 開発加速
コンソーシアム」
(以下、コンソーシアム)が設置され、健康・医療・介護分野における
医療情報を連結した ICT システム構築や AI 実装に向けた取組みが進んでいる。また令
和4年度には社会実装の充実に向けて新たな AI 戦略が策定されるとともに、コンソー
シアムにおいても同戦略で設定された目標を踏まえ、保健医療分野における日本が強み
を有する分野への AI の活用やデータ利活用の環境整備等について議論を行っている。
これらを踏まえ、引き続き、個人情報の保護にも配慮しつつ医療データを収集し、AI 技
術等を用いた解析を通じ、医療の質の向上に繋がる研究に取り組む必要がある。
【事業目標】
健康・医療分野における ICT インフラの整備によるデータ利活用を推進し、行政政策
の科学的根拠を得ること、及び健康・医療分野における AI 技術の活用を促進する環境
を整備し、個々人の特性に応じた適切かつ迅速な医療をスピード感を持って実現するこ
とを目標とする。
【研究のスコープ】
・医療情報を利活用するための基盤研究
・健康・医療分野における ICT・AI 技術の活用を推進するための基盤研究
【期待されるアウトプット】
・「ICT・AI 開発のためにデータを安全かつ円滑に使用できる環境整備」(①)
・「ICT・AI 技術の保健医療分野への応用及び実装」(②)
・
「ICT 基盤構築と AI による、保健医療分野における教育の質の向上及び均てん化」
(③)
IT 関連事業者との連携など、官民連携の体制を取り入れつつ、健康・医療分野の行政
政策に資する科学的根拠を創出する。
例)
①「保健医療分野における ICT・AI 開発に求められる環境整備に関する研究」
、
「保健医
療分野の AI 実装等データ利活用状況等についての調査研究」
21