資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (139 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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に新たにデータ解析のための専門家を研究分担者としてより詳細な推定を行う必要
がある。
・ 「救急救命士が行う業務の質の向上に資する研究」
国家戦略特区諮問会議において、スーパーシティで先行的に実施する救命救急処置
の結論を令和4年度中に得ることが決定されたため、先行的な実証に向けて、安全性
を担保する実証体制について重点的に研究を推進する必要がある。
・ 「将来の医療需要を踏まえた外来及び在宅医療の提供体制の研究」
令和4年4月 1 日に外来機能報告が施行され、地域において医療資源を重点的に活
用する外来を地域で基幹的に担う医療機関として、令和5年3月までに「紹介受診重
点医療機関」の明確化がなされる予定であり、令和5年度においては令和4年度(初
年度)の外来機能報告及び都道府県における協議の場での議論の内容を踏まえ、紹介
受診重点医療機関や外来機能報告の報告項目等について実態調査及びデータ分析等
を行う。
・ 「特定行為にかかる評価指標を用いた活動実態調査研究」
指定研修機関が増加しており、今後、修了者の増加が予測され、データ入力の数が
急速に増加することが見込まれるため、データを入力処理する体制や環境を整備する
必要がある。
・ 「外国人患者の効果的な受入環境整備に向けた研究」
医療現場での様々な場面における多言語音声翻訳技術の精度を分析し、現在の技術
の特徴や課題を明らかにした上で、将来的に多言語翻訳技術が医療機関でより汎用的
に活用されるために必要な知見を創出する。
(2)新規研究課題として推進するもの
①
地域の実情に応じた医療提供体制の構築
・ 「効果的な医師偏在対策の推進のための政策研究」
令和6年度からの医師確保計画を策定する上で、現在の医師偏在指標の課題の検討
及び都道府県の医師確保の施策の評価をしつつ、医師少数区域経験認定医師制度を含
む医師偏在対策を検討する。
・ 「救急搬送ルールと、ER 型救急医療機関が地域の救急搬送の円滑化に資する影響
を検証するための研究」
ER 型救急医療機関の存在が地域の救急搬送における患者の搬送時間や医療機関へ
の照会回数に及ぼす影響を、シミュレーションにより明らかにし、ER 型救急モデルの
有効性を提示する。
・ 「地域の実情を踏まえた在宅医療提供体制の整備を推進するための政策研究」
地域における効率的かつ効果的な在宅医療の整備を進めるため、地域の在宅医療需
要と供給体制を踏まえた上で、在宅医療の潜在的ニーズ、多職種や医療介護連携、医
療的ケア児、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の普及・啓発等について調査・
検討を行う。
・ 「持続可能な地域周産期医療体制の検討のための政策研究」
医師の働き方改革を踏まえ、地域において持続可能で安心・安全な周産期医療体制
を構築する上で必要となる妊産婦への支援や、医療機関間および多職種間での連携に
ついて検討する。
・ 「持続可能な小児医療体制の検討のための政策研究」
医師の働き方改革を踏まえ、地域において持続可能で安心・安全な小児医療体制を
構築する上で必要な、小児医療機関に求められる医療機能や要件について明確化す
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