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資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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(4)司令塔機能の実効性確保



健康・医療戦略(令和2年3月 27 日閣議決定、令和3年4月9日 一部変更)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/ketteisiryou/kakugi/r030406s
enryaku.pdf
4.具体的施策
4.1.世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発の推進
(1)研究開発の推進
○ 医療分野の研究開発の一体的推進
他の資金配分機関、インハウス研究機関、民間企業とも連携しつつ、AMED による支援を中核と
して、医療分野の基礎から実用化までの一貫した研究開発を一体的に推進する 。
具体的には、独立行政法人日本学術振興会(JSPS)では、科学研究費助成事業により研究者の自
由な発想に基づく研究を推進する。
AMED は、資金配分機関として、国が定めた戦略に基づき、科学研究費助成事業等で生まれたシー
ズも活用しつつ、医療分野の実用化のための研究開発を基礎段階から一貫して推進する。
(中略)
○ 6つの統合プロジェクト
第1期では、医療分野につき豊富な経験を有するプログラムディレクター(PD)の下で、各省
の関連する研究開発事業を統合的に連携させ、一つのプロジェクトとして一元的に管理する仕組
みを「統合プロジェクト」として導入した。
第1期においては、横断型のプロジェクトと疾患別のプロジェクトを合わせて9つの統合プロ
ジェクトを推進してきたところである。それぞれの統合プロジェクトにおいて成果が創出された
一方で、
・ 横断型のプロジェクトと疾患別のプロジェクトとの間で、類似の研究課題の重複やプロジ
ェクト間の情報共有が十分でない場合がある。
・ 横断的に活用し得るモダリティが、疾患別のプロジェクトの中で特定疾患への展開にとど
まる恐れがある。
・ 疾患別のプロジェクトの設定が一部の疾患領域にとどまっている。
などの課題もあった。
このため、第2期となる本戦略では、モダリティ等を軸とした統合プロジェクトに再編し、横
断的な技術や新たな技術を、多様な疾患領域に効果的・効率的に展開する。
また、疾患領域に関連した研究開発については、多様な疾患への対応や感染症等への機動的な
対応が必要であることから、モダリティ等の統合プロジェクトを横断する形で、特定の疾患ごと
に柔軟にマネジメントできるように推進する。
具体的には、統合プロジェクトを①~⑥のとおり再編するとともに、AMED による支援を中核と
して、以下の点に留意しながら研究開発を推進する。
・ アカデミアによる医療への出口を見据えたシーズ研究を行うとともに、こうしたシーズも
活かしつつ産学連携による実用化研究・臨床研究を行うほか、臨床上の課題を基礎研究にフ
ィードバックするリバース・トランスレーショナル・リサーチ(rTR)を行う。さらに、研
究開発に対する相談・助言などの伴走支援を行うことで、基礎から実用化までの一貫した研
究開発や循環型の研究開発の推進と成果の実用化を図る。
・ 「予防/診断/治療/予後・QOL」といった開発目的を明確にした技術アプローチを行う。
これにより、ライフステージを俯瞰し、健康寿命延伸を意識した取組とする。
①医薬品プロジェクト
・ 医療現場のニーズに応える医薬品の実用化を推進するため、創薬標的の探索から臨床研究
に至るまで、モダリティの特徴や性質を考慮した研究開発を行う。このため、新たなモダリ

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