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資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2022(令和4年6月7日閣議決定)】
第2章 新しい資本主義に向けた改革
2.社会課題の解決に向けた取組
(2)包摂社会の実現
(女性活躍)
全ての女性が輝く令和の社会を実現するために、「第5次男女共同参画基本計画」
及び「女性活躍・男女共同参画の重点方針 2022」 に基づき、女性デジタル人材育
成、ひとり親に対する職業訓練、
「生理の貧困」への支援など女性に寄り添った相談
支援、フェムテック の推進、妊産婦への支援といったコロナ禍で大きな影響を受け
ている女性への支援、養育費の不払い解消、女性の登用・採用の拡大を含めた幅広
い分野における政策・方針決定過程への女性の参画拡大、性犯罪・性暴力対策の強
化などの取組みを推進する。
【第5次男女共同参画基本計画(令和2年 12 月 25 日閣議決定)】
Ⅱ 安全・安心な暮らしの実現
第7分野 生涯を通じた女性の健康支援


他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
AMED が実施する女性の健康の包括的支援実用化研究事業では、女性特有の疾病に関
する研究、男女共通課題のうち特に女性の健康に資する研究等を行っている。一方厚生
労働科学研究費補助金で実施する女性の健康の包括的支援政策研究事業は、こうした成
果を国民に還元するため、女性の健康に関する社会環境の整備に関する研究等を実施
し、研究成果を施策に反映することを目的としている。

Ⅲ 研究事業の評価
(1)必要性の
これまで、わが国における女性の健康に関する取組は、主に疾病分野ごと
観点から
に展開されてきている。また、女性の健康に関する研究においても、これま
では妊娠・出産や疾病等に着目して行われてきた。このため、女性の身体は
ライフステージごとに劇的に変化するという特性を踏まえた先行的な取組
や、社会的な側面も含めた生涯に渡る包括的な支援は十分に行われていない
状態であり、女性の健康施策を総合的にサポートする医療、診療体制も十分
に構築されていない。本研究事業はそれらの課題に早急に対応するために必
要不可欠である。
(2)効率性の
本研究事業は、小児期から性成熟期、出産期、更年期、老年期にわたる女
観点から
性の一生における健康課題や切れ目のない健康支援に焦点を当てているた
め、産婦人科学、小児科学、看護学、公衆衛生学、産業保健、健診・保健指
導など、多岐に渡る専門家で構成される評価委員会が多角的な視点から効率
性を踏まえて評価する体制となっている。また小児期から老年期までの女性
のライフコース全体を通じて検討する課題を設定しており、一部の時期に限
定した研究課題を個別に実施するよりも、効率的にかつ切れ目なく研究を実
施することができる。また行政施策に直結する研究課題を設定しており、研
究成果を効率的に施策に反映させることが可能になっている。
(3)有効性の
本研究事業で得られる人材育成・研修方法に関する研究成果により、社会
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