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資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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等の決定に資する情報提供だけでなく、児童相談業務の改善に貢献する可能性が示唆さ
れた。
○「医師の専門性を考慮した勤務実態を踏まえた需給等に関する研究(令和元年度~令
和3年度)」では、病院常勤勤務医師の週労働時間を継続して調査することで、長時間労
働の医師への健康確保措置に関するマニュアルを作成し、診療科別必要医師数の把握に
必要な資料収集と最新の DPC データの活用により、必要医師数の推計精度を向上させ
た。
○「急性期の入院患者に対する医療・看護の必要性と職員配置等の指標の導入に向けた
研究(令和2年度~令和3年度)」では、調査票や DPC データを用いて、急性期から慢
性期、在宅に至るまでの全医療機能を対象とした、中・長期的な入院に係る患者像の把
握を行い、急性期医療の具体的な評価指標の検討を行った。
○「入院医療の評価のための DPC データの活用及びデータベースの活用に関する研究
(令和2年度~令和3年度)」では、令和4年度診療報酬改定に向け、診断群分類点数表
の精緻化等に資する検討を行った。また、DPC データの第三者提供に関して、個票デー
タ提供に係る検討を行い、検討会の議論に資する資料作成等を行った。
(3)これまでの研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
○「児童虐待対応におけるリスクアセスメントのためのデータ収集基盤構築と AI を活
用したリスク評価に向けた研究」の結果を踏まえ、
「児童虐待防止対策の抜本的強化(平
成 31 年3月閣議決定)」における「虐待事案に関するデータを収集し、その結果を AI で
解析することにより、緊急性の判断に資するツールの開発を加速化する」施策を推進し、
児童相談所における一時保護の判断に際し、AI を活用した緊急性の判断に資するツー
ルの開発を進めている。
○「医師の専門性を考慮した勤務実態を踏まえた需給等に関する研究」では、医師の働
き方改革の進捗状況の評価のモニタリングを可能とし、医師の時間外労働の上限時間の
設定の議論や、新型コロナの流行が医師需給に与える影響等を検討するための一助とし
た。
○「急性期の入院患者に対する医療・看護の必要性と職員配置等の指標の導入に向けた
研究」では、診療報酬改定の検討に係る診療情報・指標等作業グループにおいて、研究
課題の進捗状況について報告し、令和4年度以降の評価指標の検討に活用した。
○「入院医療の評価のための DPC データの活用及びデータベースの活用に関する研究」
では、令和4年度診療報酬改定における診断群分類点数表の精緻化等に反映するととも
に、DPC データの第三者提供に関して、
「匿名診療等関連情報の提供に関するガイドライ
ン」の改訂に向けた原案の提供を行った。
2 令和5年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進するもの(増額要求等するもの)
該当なし。
(2)新規研究課題として推進するもの
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