資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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「グローバルヘルス戦略に基づき…感染症に対する予防・備え・対応の強
化など世界の保健課題の解決に貢献し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッ
ジ(UHC)の達成を目指すほか、WHOとの連携について協議する」
【統合イノベーション戦略 2022(令和4年6月3日閣議決定)】
(3)先端科学技術の戦略的な推進
① 重要技術の国家戦略の推進と国家的重要課題への対応
(地球規模課題の克服に向けた社会変革と非連続なイノベーションの推進)
気候変動問題への対応
③ 社会課題解決のための研究開発・社会実装の推進と総合知の活用
(科学技術外交の戦略的な推進)
【健康・医療戦略(令和2年3月 27 日閣議決定)】
3.基本方針
3.2 健康長寿社会の形成に資する新産業創出及び国際展開の促進等に係わる基本
方針
アジア・アフリカにおける健康・医療関連産業の国際展開の推進
「UHC 達成への貢献を視野に、アジア健康構想及びアフリカ健康構想の下、各国の・・・健
康・医療分野への貢献を目指し、我が国の健康・医療関連産業の国際展開を推進する」
2
Ⅲ
他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
厚生労働省が実施する研究事業「地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関す
る研究事業」は、厚生労働省の実施する政策の推進のための政策研究を行っている。AMED
における「地球規模保健課題解決推進のための研究事業」では、低・中所得国を研究フ
ィールドとして Global Alliance for Chronic Diseases(GACD)と連携した慢性疾患対
策を目的とした実装研究や、わが国発の製品の海外展開を推進するための実装研究であ
る、
「低・中所得国の健康・医療改善に資する、医薬品・医療機器・医療技術等の海外で
の活用に向けた実装・臨床研究」を行っている。
これら2つの研究事業は、政策研究の成果から将来の実装研究のシーズが発見され、
また実装研究から製品の海外展開における政策課題が抽出されるような連携が期待さ
れる。例えば実装研究である「低・中所得国の健康・医療改善に資する、医薬品・医療
機器・医療技術等の海外での活用に向けた実装・臨床研究」で特定された海外展開する
にあたっての障壁が、政策研究である「保健分野における、新型コロナウイルス感染症
や、三大感染症等に関する国際機関への我が国からの戦略的・効果的な資金拠出と関与
に資する研究」においてわが国の国際機関への関与において解決策を研究すべき課題と
して還元され、その結果わが国発の製品が円滑に海外展開されるというような相乗効果
も期待される。
他にも、政策研究である「WHO における国際文書の策定とその効果検証を通じた世界
的な健康危機対応の強化に資する研究」において発見された新規国際文書策定後の低・
中所得国における法的整備やワクチン・治療薬・診断薬の研究開発・生産能力等の課題
は、実装研究である「低・中所得国の健康・医療改善に資する、医薬品・医療機器・医
療技術等の海外での活用に向けた実装・臨床研究」における新たなシーズにつながり、
相乗効果を生み出すことが期待される。
研究事業の評価
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