資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (177 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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て、全庁体制での位置づけ、市町村等関係機関との共働、マニュアル整備、人材
育成等の取組について自治体向けの大規模調査を行うため、優先的に推進する必
要がある。
〇 「ICT 活用による保健師活動評価手法開発及び統括保健師による活用のための研
究」「ICT 活用による保健師活動評価手法の開発及び統括保健師による活用のため
の研究」
・上記2課題それぞれの研究フォーカスにおいて、統括保健師をはじめとした、自
治体の保健師活動の PDCA サイクルにおける ICT の活用状況を把握し、アルゴリ
ズムを構成する保健師活動の判断を含むプロセスの要素を明確にするため、優先
的に推進する必要がある。
② 水安全対策分野
○ 「水道水及び原水における化学物質等の実態を踏まえた水質管理の向上に資する
研究」
・近年、特に注目を集めている有機フッ素化合物に関して、水質基準化等に向けた
対応として、検出実態の調査や濃度低減化方法の検討等を重点的に進める必要が
ある。
(2)新規研究課題として推進するもの
① 地域保健基盤形成分野
○ 「保健所における健康危機管理対応の向上に資する研究」
・新型コロナウイルス感染症対応による保健所の負担は顕著であった。コロナ対応
に業務を重点化する中、平時の業務を延期若しくは中止せざるを得なくなる一
方、中止できない通常業務も多く存在した。保健所における新型コロナウイルス
感染症の対応を検証し、今後起こりうる健康危機管理対応に備えるため、必要な
体制を整理する。
〇 「自治体保健師に求められる役割の明確化及び統括保健師の活用に向けた研究」
・昨今の自治体における保健サービス等の複雑化・多様化に加え今後の地域保健法
改正及び地域保健基本指針改正に向けて、保健師活動指針改正の検討に資する自
治体保健師に求められる役割の整理を行う。
・保健師活動を円滑に実施するにあたり、部局横断的な保健師活動の調整、保健師
の育成、人事等といった保健師を統括する役割を担う保健師を活用するために必
要な要件等を検討する。
〇 「保健所における感染症対策担当保健師の役割機能に向けた研究」
・新型コロナウイルス感染症の感染拡大において、平時からの取組により有効に体
制整備された事例を明らかにし、今後も新たな感染症が発生した際に有効な市町
村との協働、マニュアル整備等平時から取り組むべき事項について整理する。
② 水安全対策分野
○ 「水道用資機材等の安全性評価のための調査研究」
・水道用資機材・給水装置は技術革新により、新しい機能を有したものが開発され
ているため、新規材料の追加による安全性の確認手法の確立を図る。
○ 「水道情報の活用等による技術水準の確保及び技術継承に関する研究」
・持続可能な水道事業を実現するため、技術水準の確保及び技術継承を支える ICT
や AI 等の活用及びデータベースの整備を図る。
③ 生活環境安全対策分野
○ 「最新の知見を踏まえた建築物環境衛生維持管理要領等の検証のための研究」
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