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資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (53 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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○がん予防に資する研究
第3期がん対策推進基本計画における、がんの早期発見・がん検診(2次予防)等に
関する課題を抽出し、その解決策を提案する。具体的には、以下のとおりである。
・子宮頸がんの罹患リスクに基づいた予防法に関する知見を検証し、我が国におけるが
ん罹患者を減少させる施策に結びつく科学的根拠を構築する研究
・新型コロナウイルス感染症流行下におけるがん検診を含む受診状況の分析等を踏まえ
た上で、効果的な受診勧奨や受診・治療体制に関する検討を行う研究
○がん医療の充実に資する研究
がんゲノム医療、支持療法、希少がんや難治性がん、小児・AYA 世代のがん患者への
取り組み等、第3期がん対策推進基本計画における課題を抽出し、その解決策を提案す
る。具体的には、以下のとおりである。
・次期がん対策推進基本計画に向けた新たな指標及び評価方法を開発する研究、及び小
児がん拠点病院および連携病院の小児がん医療・支援の質を評価する新たな指標を開発
する研究
・小児・AYA 世代のがん診療において、がんの経験者が治療後の年齢に応じて、切れ目
なく診療や長期フォローアップを受けられる体制の整備を進めるために、小児がん拠点
病院等及び成人診療科との連携による長期フォローアップ体制を構築する研究
・がん患者の機能回復や機能維持、社会復帰という観点を踏まえたリハビリテーション
の更なる推進に資する研究
○がんとの共生に資する研究
緩和ケア、相談支援、就労を含めた社会的な問題等、第3期がん対策推進基本計画に
おける課題を抽出し、その解決策を提案する。具体的には、以下のとおりである。
・小児がん患者の在宅等における療養生活について、問題点や改善策に関する研究
・がん治療に伴う外見の変化ががん患者の QOL 等に影響することがあることから、効果
的なアピアランスケアの支援方法や支援体制の検討に資する研究
・がん患者は診断後 1 年以内の自殺が多いことを踏まえて、自殺予防のためのプログラ
ムを開発する研究
・小児・AYA 世代特有の問題(就学、就労等の社会的課題や生殖機能等身体的な課題な
ど)に応じた対応が求められているため、小児・AYA 世代がん患者に対する生殖機能温
存に関わる支援体制の均てん化と安全な長期検体保管体制の確立を志向する研究
(3)令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は
実用化に向けた取組
〈継続研究課題〉
・がん全ゲノム解析等実行計画の患者還元およびデータ利活用推進への活用
〈新規研究課題〉
○がん予防に資する研究
・HPV ワクチンの接種状況を踏まえた、子宮頸がんの罹患リスクを念頭に入れた自治
体における子宮頸がん検診の受診勧奨
・新型コロナウイルス感染症流行下におけるがん検診を含んだ受診状況を明らかに
し、がん診療提供体制に応じた自治体における受診勧奨策の検討
○がん医療の充実に資する研究
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