資料2-4 厚生労働省の令和5年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (164 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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民の健康等にどのような影響を与えるかを調査するとともに、この介入の普及・均てん
化に向けた事前教育プログラム案、患者・利用者への説明資材案の作成を行う。
(3)令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は
実用化に向けた取組
【医薬安全対策】
○研究成果を踏まえてマニュアルを作成することにより、医薬品製造販売業者による
RMP や患者向け情報提供資材の質が向上し、医薬品さらなるの適正使用につながり、
より安全な薬物療法が実現する。
【薬事監視等】
○「専ら医薬品」たる成分本質の判断のための調査・分析及び判断基準に関する研究
食薬区分の判断を行う専門家会合で議論を行う際の材料として活用され、最終的には
パブリックコメント手続を経て行政通知に反映され、無承認無許可医薬品の監視指導
に活用する。
○個人輸入代行業者による未承認医薬品等の個人輸入がなされている現状に対し、偽造
医薬品含め未承認医薬品に対する輸入監視手法の検討、偽造薬や健康被害情報の提供
を通じた国民に対する注意喚起に活用する。
【血液事業】
○厚生労働省が作成している血液製剤の適正使用に係る「輸血療法の実施に関する指
針」及び「血液製剤の使用指針」について、当該研究を基に、地域の実状や科学的知
見を踏まえた改定を行い、更なる血液製剤の適正使用を推進する。
【薬物乱用対策】
○国内における効果的な大麻をはじめとする薬物の乱用防止に係る施策の立案や、国民
に対する薬物の効果的な予防啓発活動の実施につなげる。
【薬剤師・薬局制度】
○薬局には調剤だけでなく、地域住民の予防・健康づくり等に必要な情報提供・相談対
応等の健康サポート機能の取組が求められている。薬局薬剤師の介入により地域住民
の健康等にどのような効果があるか検討することで、薬局薬剤師が地域包括ケアシス
テムの中で果たすことができる役割をより明確にし、薬局薬剤師の地域への関与の深
化を図る。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2022(令和4年6月7日閣議決定)】
第4章 中長期の経済財政運営
2. 持続可能な社会保障制度の構築
(社会保障分野における経済・財政一体改革の強化・推進)
経済安全保障や医薬品産業ビジョン 2021 等の観点も踏まえ、医薬品の品質・安定
供給の確保とともに創薬力を強化し、様々な手段を講じて科学技術力の向上とイ
ノベーションを実現する。
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