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令和4年版地方財政白書 (121 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/index.html
出典情報 令和4年版「地方財政の状況」(地方財政白書)(3/25)《総務省》
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令和 2 年度の地方財政の状況

e

第1部

不良債務
令和 2 年度末現在において、流動負債の額(建設改良費等の財源に充てるための企業債等を
除く。
)が流動資産の額(翌年度へ繰り越される支出の財源充当額を除く。
)を上回る場合の当
該超過額である不良債務は 1,234 億円で、前年度と比べると 9.7%減となっている。不良債務
の大きい事業は、交通事業(不良債務額総額の 53.5%)
、下水道事業(同 21.5%)、病院事業

(同 19.3%)である。
(コ)法非適用企業の経営状況
法非適用企業の実質収支をみると、黒字事業数は法非適用企業全体の 98.1%、赤字事業数は
1.9%を占めており、全体では 587 億円の黒字(前年度 1,414 億円の黒字)となっている。
イ 事業別状況

(ア)水道事業
a

事業数

(a)上水道事業

7

公営企業等の状況

地方公共団体が経営する上水道事業で、令和 2 年度決算対象となるものは、1,320 事業で
あり、このうち、末端給水事業は 1,251 事業、用水供給事業は 69 事業(うち建設中 2 事業)
である。これを経営主体別にみると、末端給水事業は、都県営が 4 事業、政令指定都市営が
19 事業、市営が 664 事業、町村営が 510 事業、企業団等営が 54 事業であり、用水供給事
業は、府県営が 21 事業、政令指定都市営が 1 事業、市営が 1 事業、企業団等営が 46 事業と
なっている。
(b)簡易水道事業
地方公共団体が経営する簡易水道事業で、令和 2 年度決算対象となるものは、474 事業
(うち法適用 96 事業)である。これを経営主体別にみると、町村営が 391 事業(うち建設
中 1 事業)で全体の 82.5%を占め、政令指定都市営が 2 事業、市営が 79 事業、一部事務組
合等営が 2 事業となっている。
b

業務の状況
水道事業の給水人口(用水供給事業を除く。
)は、令和 2 年度末で 1 億 23 百万人(上水道事
業 1 億 22 百万人、簡易水道事業 1 百万人)であり、前年度と比べると微減となっている。ま
た、令和 2 年度の年間総有収水量(用水供給事業を含む。
)は 179 億 54 百万 m3 で、前年度と
比べると 0.5%増となっており、給水人口 1 人当たり 1 日平均有収水量(用水供給事業を除
く。
)は 299l で、前年度と比べると 1.4%増となっている。

c

経営状況

(a)法適用企業


損益収支
水道事業の総収益は 3 兆 1,736 億円、総費用は 2 兆 8,899 億円となっており、この結
果、純損益は 2,837 億円の黒字、総収支比率は 109.8%となっている。また、経常収益
は 3 兆 1,472 億円、経常費用は 2 兆 8,524 億円となっており、この結果、経常損益は
2,949 億円の黒字、経常収支比率は 110.3%となっている。純損益及び経常損益におけ
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