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令和4年版地方財政白書 (123 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/index.html
出典情報 令和4年版「地方財政の状況」(地方財政白書)(3/25)《総務省》
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令和 2 年度の地方財政の状況

第1部

円上回っている。
また、令和 2 年度中に料金改定を実施した水道事業(用水供給事業を含む。)は 95 事業
(前年度 77 事業)で、営業中の事業の 6.7%となっている。
(b)法非適用企業
簡易水道事業における法非適用企業は 378 事業(うち建設中 1 事業)で、実質収支をみ
ると、黒字事業が 374 事業で 24 億円の黒字となっており、赤字事業が 3 事業で 0.2 億円の
赤字となっている。
(イ)工業用水道事業
a

事業数及び業務の状況
地方公共団体が経営する工業用水道事業で、令和 2 年度決算対象となるものは、154 事業

(うち建設中 2 事業)である。これを経営主体別にみると、都道府県営が 39 事業、政令指定都
市営が 9 事業、市営が 79 事業、町村営が 17 事業、企業団等営が 10 事業となっている。
施設数は 251 施設、給水先事業所数は 5,719 箇所、年間総配水量は 41 億 90 百万 m3 となっ
ている。また、施設利用率(1 日平均配水量を現在配水能力で除したもの。
)の平均は 53.4%
b

7

公営企業等の状況

(前年度 55.2%)となっている。
経営状況

(a)損益収支
工業用水道事業の総収益は 1,523 億円、総費用は 1,288 億円となっており、この結果、
純損益は 235 億円の黒字、総収支比率は 118.3%となっている。また、経常収益は 1,469
億円、経常費用は 1,240 億円となっており、この結果、経常損益は 229 億円の黒字、経常
収支比率は 118.5%となっている。純損益及び経常損益における黒字・赤字事業数及び黒
字・赤字額は、第 30 表のとおりである。
累積欠損金は 250 億円で、前年度と比べると 24.0%減となっている。なお、不良債務を
有する事業はない。
第 30 表


工業用水道事業の経営状況




令和 2 年度



(単位





令和元年度

令和 2 年度





事業、億円)


令和元年度

黒 字 事 業 数




133
250

128
250

132
235

129
244

赤 字 事 業 数




19
14

25
13

20
6

24
8

152
235

153
237

152
229

153
237











(b)資本収支
資本的支出は 1,035 億円で、前年度と比べると 2.1%減となっている。これに対する財源
は、外部資金が 411 億円、内部資金が 617 億円で、財源不足額は 8 億円となっている。資
本的支出の内訳をみると、建設改良費は 632 億円で、前年度と比べると 2.7%減、企業債償
還金は 290 億円で、前年度と比べると 1.9%増となっている。
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