令和4年版地方財政白書 (141 ページ)
出典
公開元URL | https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/index.html |
出典情報 | 令和4年版「地方財政の状況」(地方財政白書)(3/25)《総務省》 |
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第1部
(5) その他の事業
ア 収益事業
収益事業を実施した地方公共団体の数は、延べ 280 団体(前年度同数)となっている。
これを事業別にみると、公営競技についてはモーターボート競走事業を施行した団体が 103 団
体と最も多く、以下、自転車競走事業 55 団体、競馬事業 50 団体、小型自動車競走事業 5 団体の
順となっている。
また、宝くじは、47 都道府県及び 20 政令指定都市の 67 団体で発売されている。
収益事業の決算額は歳入 4 兆 7,012 億円、歳出 4 兆 4,707 億円で、前年度と比べると、歳入は
22.9%増、歳出は 21.5%増となっている。
実質上の収支(歳入歳出差引額から翌年度に繰り越すべき財源、他会計からの繰入金、過去の収
益を積み立てた基金からの繰入金及び未払金を控除し、他会計への繰出金及び未収金を加えた額)
は、5,452 億円の黒字(前年度 4,609 億円の黒字)となっている。
収益金の大部分は普通会計等に繰り入れられ、道路、教育施設、社会福祉施設等の整備事業など
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公営企業等の状況
の財源として活用されている。その繰入額は 3,771億円で、前年度と比べると 3.4%増となっている。
普通会計等への収益金の繰出しについて、事業別にみると、競馬事業が 112 億円、自転車競走
事業が 84 億円、小型自動車競走事業が 2 億円、モーターボート競走事業が 517 億円、宝くじ事業
が 3,057 億円となっている。
イ 共済事業
(ア)農業共済事業
農業共済事業を実施した市町村の数は、5 団体(前年度 35 団体)で、農業共済組合による共
済事業への移行が進んだため、前年度と比べると 30 団体減少している。
農業共済事業会計の決算額は歳入 22 億円、歳出 22 億円で、前年度と比べると歳入は 72.5%
減、歳出は 72.0%減となっている。
なお、実質上の収支(歳入歳出差引額から支払準備金積立額、責任準備金積立額、繰入金及び
未払金を控除し、繰出金及び未収金を加えた額)は、2 億円の赤字(前年度 22 億円の赤字)と
なっている。
(イ)交通災害共済事業
直営方式により交通災害共済事業を実施した地方公共団体の数は、58 団体(前年度 60 団体)
となっている。
交通災害共済事業会計の決算額は歳入 47 億円、歳出 34 億円で、前年度と比べると、歳入は
10.4%減、歳出は 16.9%減となっている。
なお、実質上の収支(歳入歳出差引額から未経過共済掛金、繰入金及び未払金を控除し、繰出
金及び未収金を加えた額)は、14 億円の黒字(前年度 12 億円の黒字)となっている。
ウ 公立大学附属病院事業
公立大学附属病院事業を実施した地方公共団体の数は、1 団体である。
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