令和4年版地方財政白書 (136 ページ)
出典
公開元URL | https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/index.html |
出典情報 | 令和4年版「地方財政の状況」(地方財政白書)(3/25)《総務省》 |
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が続いている。
実質収支から財源補塡的な他会計繰入金及び都道府県支出金を控除し、繰出金を加えた再差引
収支については、1,026 億円の黒字(前年度 147 億円の黒字)となっている。
再差引収支を黒字・赤字団体別にみると、黒字団体数は 1,274 団体(前年度 1,206 団体)で、
その黒字額は 1,813 億円(同 1,386 億円)となっている。
一方、赤字団体数は 469 団体(前年度 537 団体)で、その赤字額は 787 億円(同 1,240 億円)
となっている。
ウ 市町村(直診勘定)
令和 2 年度末において直営診療所を設置している団体は、359 団体(前年度 362 団体)となっ
ている。
直診勘定の歳入決算額は 604 億円で、前年度と比べると 3.1%増となっている。
歳入の内訳をみると、診療収入が 270 億円で最も大きな割合を占めており、次いで他会計繰入
金が 177 億円となっている。また、前年度と比べると、診療収入が 8.7%減、他会計繰入金が
4.7%増となっている。
直診勘定の歳出決算額は 577 億円で、前年度と比べると 1.9%増となっている。
歳出の内訳をみると、総務費が 367 億円で最も大きな割合を占めており、次いで医業費が 139
億円となっている。また、前年度と比べると、総務費が 1.1%増、医業費が 3.0%減となっている。
実質収支は 25 億円の黒字(前年度 18 億円の黒字)となっているが、この実質収支から他会計
繰入金を控除し、繰出金を加えた再差引収支は、148 億円の赤字(同 146 億円の赤字)となって
いる。
(3) 後期高齢者医療事業
後期高齢者医療事業では、保険料の徴収や後期高齢者医療広域連合へ保険料等の納付を行う団体
(1,739 団体(前年度同数)
)及び後期高齢者医療事業を実施する都道府県区域ごとの後期高齢者
医療広域連合(47 団体(前年度同数))に特別会計が設けられている。
ア 市町村
市町村の特別会計の歳入決算額は 1 兆 9,193 億円で、前年度と比べると 6.2%増となっている。
歳入の内訳をみると、被保険者が支払う後期高齢者医療保険料が 1 兆 3,788 億円で最も大きな
割合を占めており、次いで繰入金が 4,771 億円となっている。また、前年度と比べると、後期高
齢者医療保険料が 6.6%増、繰入金が 5.9%増となっている。
歳出決算額は 1 兆 8,896 億円で、前年度と比べると 6.2%増となっている。
歳出の内訳をみると、後期高齢者医療広域連合への納付金が 1 兆 7,962 億円で最も大きな割合
を占めており、前年度と比べると、6.4%増となっている。
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