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令和4年版地方財政白書 (131 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/index.html
出典情報 令和4年版「地方財政の状況」(地方財政白書)(3/25)《総務省》
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令和 2 年度の地方財政の状況

第1部

他会計繰入金(雨水処理負担金を含む。
)が 1,122 億円(同 59.9%)等となっている。一
方、総費用は 1,085 億円で、前年度と比べると 75.5%減となっており、うち地方債利息が
232 億円(総費用に占める割合 21.4%)となっている。
資本的支出は 2,044 億円で、前年度と比べると 75.5%減となっている。その内訳をみる
と、建設改良費は 779 億円で、前年度と比べると 78.4%減、地方債償還金は 1,254 億円で、
前年度と比べると 73.3%減となっている。
実質収支をみると、黒字事業が 1,494 事業で 68 億円の黒字、赤字事業が 15 事業で 6 億
円の赤字となっており、差引 61 億円の黒字となっている(第 38 表)

第 38 表


下水道事業の経営状況



(単位

事業、億円)

令和 2 年度(A)

令和元年度(B)

差引(A)
−(B)

法適用企業 法非適用企業 合

計 法適用企業 法非適用企業 合

計 法適用企業 法非適用企業 合



1,669
2,349

1,494
68

3,163
2,417

987
2,178

2,305
778

3,292
2,956

682
171

△811
△710

△129
△539

赤字事業数




417
193

15
6

432
199

269
133

46
16

315
149

148
59

△ 31
△ 10

117
50

総 事 業 数



2,086
2,157

1,509
61

3,595
2,218

1,256
2,045

2,351
762

3,607
2,806

830
112

△842
△700

△ 12
△589

7

公営企業等の状況

黒字事業数




(c)全体の経営状況
法適用企業と法非適用企業を合計した下水道事業の黒字額は 2,417 億円、赤字額は 199
億円となっており、この結果、全体の収支(法適用企業の純損益と法非適用企業の実質収支
の合計)は 2,218 億円の黒字となっている。
汚水処理原価(汚水処理費を年間有収水量で除したもの)は 140.79 円 /m3(維持管理費
78.67 円 /m3、資本費 62.12 円 /m3)で、前年度と比べると 1.2%減となっており、使用料
単価(使用料収入を年間有収水量で除したもの)は 134.55 円 /m3 で、前年度と比べると
2.4%減となっている。
その結果、経費回収率(使用料単価を汚水処理原価で除したもの)は 95.6%となってお
り、前年度と比べると 1.1 ポイント低下している。
法適用企業と法非適用企業を合計した下水道事業の建設改良費は 1 兆 7,278 億円で、前
年度と比べると 6.5%増となっている。
(ク)その他の公営企業
a

事業数
地方公共団体は、以上の事業のほかにも各種の事業を経営している。これを事業別にみると、
令和 2 年度決算対象となるものは、港湾整備事業が 95 事業、市場事業が 152 事業、と畜場事業
が 50 事業(うち建設中1事業)
、観光施設事業が 244 事業(うち建設中1事業)
、宅地造成事業
が 424 事業(うち建設中 54 事業)
、有料道路事業が 1事業、駐車場整備事業が 194 事業、介護
サービス事業が 499 事業、その他事業(廃棄物等処理施設、診療所等)が 67 事業となっている。

b

経営状況
その他の公営企業の純損益、経常損益、実質収支における黒字・赤字事業数及び黒字・赤字
115