令和4年版地方財政白書 (133 ページ)
出典
公開元URL | https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/index.html |
出典情報 | 令和4年版「地方財政の状況」(地方財政白書)(3/25)《総務省》 |
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第1部
(2) 国民健康保険事業
国民健康保険制度については、「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の
一部を改正する法律」
(平成 27 年法律第 31 号)の施行により、平成 30 年度から都道府県が国民健
康保険の財政運営の責任主体とされ、市町村とともに都道府県も国民健康保険の保険者となってい
る。
また、市町村は、国民健康保険の保険者として、引き続き、資格管理、保険給付、保険料の賦
課・徴収等の被保険者に身近な保険者業務を担うこととされているが、医療給付等に必要な資金は
都道府県から保険給付費等交付金の交付を受ける一方で、徴収した保険料(税)は基本的に都道府
県に国民健康保険事業費納付金として納付することとされている。
ア 都道府県
(ア)歳入
都道府県の歳入決算額は 11 兆 4,835 億円で、前年度と比べると 0.3%減となっている。
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公営企業等の状況
歳入の内訳をみると、第 81 図のとおりであり、前期高齢者交付金が最も大きな割合を占めて
おり、以下、市町村から納付された国民健康保険事業費納付金、療養給付費等負担金等の国庫支
出金の順となっている。
第 81 図
国民健康保険事業の歳入決算の状況(都道府県)
都道府県繰入金分
5,854 億円(5.1%)
他会計繰入金
6,982 億円(6.1%)
高額医療費負担金分
914 億円(0.8%)
その他
215 億円(0.2%)
その他
2,672 億円(2.3%)
療養給付費等交付金
8 億円(0.0%)
国民健康保険事業費納付金
3 兆 5,362 億円
(30.8%)
前期高齢者交付金
歳入
3 兆 6,251 億円
11 兆 4,835 億円
(31.6%)
(100.0%)
その他
1 兆 601 億円(9.2%)
国庫支出金
3 兆 3,561 億円
(29.2%)
療養給付費等負担金
2 兆 2,960 億円(20.0%)
(イ)歳出
歳出決算額は 10 兆 9,840 億円で、前年度と比べると 3.0%減となっている。
歳出の内訳をみると、第 82 図のとおりであり、保険給付費等交付金が最も大きな割合を占め
ており、次いで後期高齢者支援金等となっている。
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