令和4年版地方財政白書 (130 ページ)
出典
公開元URL | https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/index.html |
出典情報 | 令和4年版「地方財政の状況」(地方財政白書)(3/25)《総務省》 |
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(b)資本収支
資本的支出は 8,623 億円で、前年度と比べると 6.5%増となっている。これに対する財源
は、外部資金が 5,808 億円、内部資金が 2,620 億円で、財源不足額は 195 億円となってい
る。資本的支出の内訳をみると、建設改良費は 4,187 億円で、前年度と比べると 6.9%増、
企業債償還金は 3,866 億円で、前年度と比べると 5.0%増となっている。
(キ)下水道事業
a
事業数及び業務の状況
地方公共団体が経営する下水道事業で、令和 2 年度決算対象となるものは、3,606 事業(う
ち建設中 11 事業)であり、法適用企業が 2,092 事業、法非適用企業が 1,514 事業である。こ
れを経営主体別にみると、都道府県営が 81 事業、政令指定都市営が 50 事業、市営が 1,871
事業、町村営が 1,579 事業、一部事務組合等営が 25 事業となっている。
下水道事業の令和 2 年度末における現在処理区域内人口は 1 億 526 万人、現在処理区域面
積は 550 万 ha となっている。また、年間総処理水量(雨水処理水量と汚水処理水量の合計)
は 153 億 m3 で、前年度と比べると 0.6%増となっており、年間有収水量は 113 億 m3 で、前
年度と比べると 0.7%増となっている。
b
経営状況
(a)法適用企業
①
損益収支
法適用企業の下水道事業の総収益は 3 兆 9,705 億円で、前年度と比べると 26.2%増と
なっている。その内訳をみると、使用料収入が 1 兆 4,447 億円(総収益に占める割合
36.4%)
、他会計繰入金(雨水処理負担金を含む。
)が 1 兆 1,067 億円(同 27.9%)等と
なっている。一方、総費用は 3 兆 7,548 億円で、前年度と比べると 27.6%増となってお
り、うち企業債利息が 3,143 億円(総費用に占める割合 8.4%)となっている。この結果、
純損益は 2,157 億円の黒字、総収支比率は 105.7%となっている。また、経常収益は 3
兆 9,347 億円、経常費用は 3 兆 7,189 億円となっており、この結果、経常損益は 2,158
億円の黒字、経常収支比率は 105.8%となっている。純損益における黒字・赤字事業数
及び黒字・赤字額は、第 38 表のとおりである。
累積欠損金は 1,654 億円で、前年度と比べると 40.4%増となっている。また、不良債
務は 265 億円で、前年度と比べると 20.8%増となっている。
②
資本収支
資本的支出は 3 兆 5,030 億円で、前年度と比べると 26.4%増となっている。これに対
する財源は、外部資金が 2 兆 1,534 億円、内部資金が 1 兆 3,302 億円で、財源不足額は
194 億円となっている。資本的支出の内訳をみると、建設改良費は 1 兆 6,499 億円で、
前年度と比べると 30.7%増、企業債償還金は 1 兆 8,305 億円で、前年度と比べると
22.6%増となっている。
(b)法非適用企業
下水道事業における法非適用企業の総収益は 1,872 億円で、前年度と比べると 74.5%減
となっている。その内訳をみると、使用料収入が 668 億円(総収益に占める割合 35.7%)
、
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