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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (108 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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運動や食生活等の生活習慣を改善してみようと思いますか。
①改善するつもりはない

②改善するつもりである(概ね6か月以内)

③近いうちに(概ね1か月以内)改善するつもりであり、少しずつ始めてい
選択肢


④既に改善に取り組んでいる(6か月未満) ⑤既に改善に取り組んでいる
(6か月以上)
運動や食生活等の生活習慣の改善に対して対象者がどのような行動変容ス

目的

テージ(準備段階)にあるかを確認することで、対象者の準備段階に応じた適
切な保健指導となるようにする。
保健指導の際に生活習慣の改善について、対象者がどのような行動変容ス
テージ(準備段階)にあるかを確認するものである。プロチャスカの行動変容
理論に基づき、準備段階を踏まえた保健指導を行う上で活用していく。な
お、健診や人間ドックを受けてから保健指導を利用するまで、あるいは保健

解説

指導を実施している中でも、対象者の行動変容ステージは変化していくこ
とが想定できるので、保健指導実施者は、常に、対象者の行動変容ステージ
に着目していく。また、生活習慣は、食生活、運動・身体活動、喫煙、飲酒、
睡眠・休養等、多岐にわたるので、いずれの生活習慣に対しての行動変容ス
テージなのかについても留意する。


保健指導を実施する際、健診時の回答から対象者の気持ちに変化が生
じることも多いため、健診結果を理解したあとに、保健指導の場面で再
度行動変容ステージを確認することが大切である 3。



この質問項目では、生活習慣に対する行動変容ステージをまとめて聞
いているが、実際には食生活、運動・身体活動、喫煙、飲酒、睡眠・休
養等、それぞれの行動ごとにステージが異なることが一般的であるの
で、保健指導の場面では、それぞれについての行動変容ステージを問う

聞き取り
ポイント

追加の質問を行うことが望ましい 4。


生活習慣に関する行動変容に対して困難感を抱く対象者の心情に共感
し、行動変容を阻害している要因や環境を対象者と共に考え、気づきを
促すことが必要である。



生活習慣に関する行動変容への取組みは、まずは、対象者本人が自覚す
ることが重要であるが、変更した生活習慣の継続には、サポートしてく
れる人の存在は大きい。継続できる条件を対象者とともに考えること
も重要である。

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