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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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(3)健康日本21から健康日本21(第二次)への展開
平成23年10月の健康日本21最終評価では、メタボリックシンドローム
を認知している国民の割合や80歳で20歯以上の自分の歯を有する人の増加
等、目標に達した項目もあった。一方で、糖尿病有病者や予備群の増加、20~
60歳代男性における肥満者の増加、野菜摂取量の不足、日常生活における歩数
の減少等、健康状態や生活習慣の改善が認められない、もしくは悪化している項
目があり、今後一層の生活習慣病対策の充実が必要との指摘がなされた。
最終評価の結果を反映し、平成25年4月から健康日本21(第二次)を開始す
ることとなり、健康寿命の延伸や健康格差の縮小をはじめ、生活習慣、社会環境
の改善等に関し、計53項目にわたる具体的な目標項目が設定された。これをも
とに、平成34年度までの10年の期間で、地方公共団体をはじめ、関係団体や
企業等と連携しながら、取組を進めている。
図1に示す通り、特定健診・特定保健指導の実施率の向上を図りつつ、分析に
基づく取組を実施していくことは、健康日本21(第二次)を着実に推進し、ひ
いては社会保障制度を持続可能なものとするために重要である。特に、データの
分析を行うことで、個人や各地域・職域において、解決すべき課題や取組が明確
となり、それぞれにメリットが生じる。得られたメリットを活かし、医療機関へ
の未受診者に対する受診勧奨等を行うことで、健康格差の縮小(高血圧の改善、
糖尿病有病者の増加の抑制や脂質異常症の減少、さらに虚血性心疾患・脳血管疾
患の年齢調整死亡率の減少、糖尿病性腎症による新規透析導入患者数の減少等)
に結びつけていくことも可能となる。なお、特に関連する目標項目を表1に示す。

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