04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (154 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
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【健診判定と対応の分類】
健診判定
対応
異常
心房細動が疑われる場合
① すぐに医療機関の受診を
その他の不整脈が疑われる場合
② 医療機関の受診を
高血圧があり心電図で左室肥大
等が疑われる場合
正常
上記以外の場合
③ 医療機関の受診を
④ 今後も継続して健診受診を
【対象者への説明文例】
① 心房細動が疑われる場合
今回の心電図検査の結果、心房細動という不整脈が疑われました。更に詳しい検査や
治療が必要と思われますので、すぐに医療機関を受診してください。この不整脈がある
と心臓の中に血のかたまりができやすくなり、それがはがれて脳の血管につまると脳梗
塞の原因になります。一般的にこの不整脈がある人は、ない人と比べて、脳梗塞になる
危険性が約5倍、心臓からとんだ血のかたまりが詰まるタイプの脳梗塞だと 10 倍以上
になることが報告されています。
② そのほかの不整脈等が疑われる場合
今回の心電図検査の結果、不整脈が疑われました。医療機関の受診をお勧めします。
自覚症状がある場合は早めの受診をお勧めします。
③ 高血圧があり、心電図で左室肥大が疑われる場合
今回の心電図検査の結果、左室肥大が疑われました。一般的に左室肥大の原因は高血
圧と考えられており、左室肥大を伴う高血圧のほうが、伴わない場合よりも循環器疾患
(脳卒中や心筋梗塞)を発症しやすいと考えられています。ただし実際に左室肥大があ
るかどうかを健診の心電図だけで判定するのは困難です。医療機関を受診して血圧や左
室肥大について相談してください。
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