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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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(2)具体的な階層化の方法
ステップ1(内臓脂肪蓄積のリスク判定)
○ 腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積のリスクを判定する。


腹囲 男性85cm以上、女性90cm以上

→(1)



腹囲 (1)以外 かつ BMI≧25kg/m

→(2)

2

ステップ2(追加リスクの数の判定と特定保健指導の対象者の選定)
○ 検査結果及び質問票より追加リスクをカウントする。
○ ①~③はメタボリックシンドロームの判定項目、④はそのほかの関連リスク
とし、④喫煙については①から③までのリスクが1つ以上の場合にのみカウ
ントする。
○ ⑤に該当する者は特定保健指導の対象にならない。
① 血圧高
② 脂質異常

h

a 収縮期血圧

130mmHg以上 又は

b 拡張期血圧

85mmHg以上

a 空腹時中性脂肪

150mg/dl以上 又は

(やむを得ない場合は随時中性脂肪
b HDLコレステロール
③ 血糖高値i

175mg/dl以上)

40mg/dl未満

a 空腹時血糖(やむを得ない場合は随時血糖)
100mg/dl以上 又は

h

やむを得ず空腹時以外に採血を行う場合は、食直後を除き随時中性脂肪により脂質検査を行
うことを可とする。なお、空腹時とは絶食 10 時間以上、食直後とは食事開始時から 3.5 時
間未満とする。

i

血糖検査については、HbA1c検査は、過去1~2か月の血糖値を反映した血糖値のコント
ロールの指標であるため、健診受診者の状態を評価するという点で、保健指導を行う上で有
効である。ただし保健指導後の評価指標として用いる際には、当日の状態ではなく、1ヶ月
以上前の状態を反映していることに留意すべきである。なお、絶食による健診受診を事前に
通知していたとしても、対象者が食事を摂取した上で健診を受診する場合があり、必ずしも
空腹時における採血が行えないことがあるため、空腹時血糖とHbA1c検査の両者を実施
することが望ましい。特に、糖尿病が課題となっている保険者にあっては、HbA1c検査
を必ず行うことが望ましい。なお、特定健診・特定保健指導の階層化において、空腹時血糖
とHbA1cの両方を測定している場合は、空腹時血糖の結果を優先し判定に用いる。
やむを得ず空腹時以外において採血を行い、HbA1cを測定しない場合は、食直後を除
き随時血糖により血糖検査を行うことを可とする。なお、空腹時とは絶食 10 時間以上、食
直後とは食事開始時から 3.5 時間未満とする。HbA1c検査については、平成 25 年度か
らはNGSP値で表記している。それ以前の検査値はJDS値で記載されているため、比較
する場合には注意が必要である。なお、JDS値とNGSP値は、以下の式で相互に正式な
換算が可能である。
JDS値(%)
=0.980×NGSP値(%)-0.245%
NGSP値(%) =1.02×JDS値(%)+0.25%

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