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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (136 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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HbA1c は血糖の 1~2 か月の平均的な高さを示す指標ですが、この値が正常域を超
えて高いほど、網膜症や腎症、神経障害に加えて心筋梗塞や脳梗塞等の糖尿病の合併症
を発症・悪化させることが分かっています。
糖尿病の合併症予防のためには、治療を継続することがとても重要です。
一般的に肥満の方は体重を減量することによりインスリン(血糖を下げるホルモン)
の働きが改善します。またウォーキング等の有酸素運動やスクワットなどのレジスタン
ス運動によりインスリンの働き(効き目)が改善しますので、医師の指示のもと食事療
法や運動療法に取り組むことが重要です。飲酒や喫煙は血糖値への悪影響のほか、糖尿
病の合併症を進行させることが報告されています。
ふるえ、動悸、イライラ感等の低血糖の症状はないでしょうか。もしあればかかりつ
けの医師と相談してください。
最近一年間眼底検査を受けていない場合には、かかりつけの医師にご相談の上、眼科に
も受診してください。

② の場合(糖尿病未治療者・受診勧奨判定値以上)
空腹時血糖、HbA1c が、受診勧奨判定値(糖尿病の診断基準)を超えています。定
期的に医療機関を受診していないのであればすぐに受診してください。
HbA1c は血糖の 1~2 か月の平均的な高さを示す指標ですが、この値が正常域を超
えて高いほど、網膜症や腎症、神経障害に加えて心筋梗塞や脳梗塞等の糖尿病の合併症
を発症・悪化させることが分かっています。高血糖のほかに脂質異常症や高血圧、喫煙
等の要因が重なるほど、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなることが知られています。
また、網膜症の状態を確認するための眼底検査、腎臓の機能を判断するための血液検
査・尿検査を行う必要があります。

③ の場合(非肥満者・糖尿病治療中・受診勧奨判定値以上)
HbA1c は血糖の 1~2 か月の平均的な高さを示す指標ですが、この値が基準値を超
えて高いほど、網膜症や腎症、神経障害に加えて心筋梗塞や脳梗塞等の糖尿病の合併症
を発症・悪化させることが分かっています。
糖尿病の合併症予防のためには、治療を継続することがとても重要です。
一般的に、食事療法と運動療法、薬物療法を組み合わせ、最適な血糖マネジメントを
することにより、合併症の予防、進行防止につながることが報告されています。飲酒や
喫煙は血糖値への悪影響のほか、糖尿病の合併症を進行させることが報告されています。
ふるえ、動悸、イライラ感等の低血糖の症状はないでしょうか。もしあればかかりつ
けの医師と相談してください。
最近一年間眼底検査を受けていない場合には、かかりつけの医師にご相談の上、眼科
も受診してください。

④ の場合(肥満者・糖尿病治療中・正常域~保健指導判定値)
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