04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (114 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
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市販の野菜・果物(果汁100%)ジュースについては半分量を「野菜」
「果物」として数える。例えば、紙パックの果物ジュース1本(200ml)
は果物1回の目安量となる。ただし、ジュースによる果物や野菜の摂取
を推奨しているわけではなく、あくまでも補助的なものとして考える
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声かけの例
「普段の食事を振り返って、平均的な食習慣について答えてください」
留意事項
。
腎臓病のためカリウム制限が必要な場合は、野菜と果物の適切な摂取
量について医師及び管理栄養士の指示に従う。
糖尿病や肥満を有する場合でも、果物の摂取を勧めてよいが、全体の摂
取エネルギー量を考慮した上で個別に推奨を行う。
わが国においてはほぼ全ての成人で減塩が必要であるが、簡単な質問
で食塩摂取量を把握することは困難である。しかし、減塩を実践してい
る者の割合を把握することは重要であり、また実践していない者には
減塩の知識や技術の支援が必要である。
特に循環器疾患危険因子を有する者では、循環器疾患予防のために魚
の摂取を推奨する。また、食事バランスの点からも、魚摂取が少ない者
対応方法
では魚摂取の増加を指導すべきである。
野菜は1日350gの摂取が推奨されているが、わが国の摂取量は未だ不
十分である。1日小鉢5皿分が目安であり、毎食1-2皿の野菜を摂取す
ることが望ましい。
果物に含まれるカリウムには血圧低下作用があり、血圧高値の者では
果物の摂取が推奨される。食事バランスガイドでは1日200g程度を摂
取の目安としており、1日少なくとも1回の果物摂取が勧められる。
参考資料
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