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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (224 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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2-4 保健事業(保健指導)計画の作成
目標を達成するために、保健指導全体、実施、評価について具体的な計画を作
成することが望ましい。

(1)保健指導全体の計画
保健指導レベル別の具体的な方法、保健指導実施者、支援材料、記録方法、実
施場所、保健指導実施者への研修等を検討する。これらの状況や既存の社会資源
等を総合的に判断して、外部委託の必要性について検討する。
また、前年度までの評価(実施状況・効果・問題点等)を踏まえ、より効果的
で波及性、継続性のある内容となるよう心がける。さらに、保健指導全体の計画
に当たっては、これまでの計画を踏襲するのではなく、評価結果を反映し、より
よいものを作成することをめざす。

(2)実施体制に関する計画
実施の計画については、健診から保健指導まで円滑に実施できるように保健
指導の進め方、実施体制、広報の方法等に留意して作成することが必要である。
また、実施計画に合わせて予算を計上し、確定した予算に合わせ、実施計画の見
直し、対象者の選定方法の見直しを行う。
① 情報提供・保健指導の進め方
「情報提供」、「動機付け支援」及び「積極的支援」の初回面接は、健診結果
の返却時にあわせて実施したり、健診受診から初回面接までの期間を短縮する
ように努める等、対象者の負担を軽減し、モチベーションを維持しながら参加し
やすくなる方法を計画する。
特に、「動機付け支援」や「積極的支援」の初回面接については、健診当日ま
たは健診後から 1 週間以内の早期介入が特に重要であり、対象者の性別・年代・
職業、生活環境等の社会背景を考慮し、参加しやすい時間帯、場所等を設定する
ことや対象者が関心を持つような方法を考慮する。また、職域においては事業所
の協力が不可欠であるため、事業所の協力を得られるよう普段から関係づくり
を意識する。
② 実施体制
保健指導の実施に当たっては、多様なニーズに応じ、効果・効率を考え、最適
な実施体制を検討する。
保健指導に関わる関係者会議を定期的に行い、支援方法の標準化、安全管理、
媒体、支援材料、記録や個人情報の管理方法等を徹底する。特定保健指導の早期
介入が対象者の行動変容を促す上で重要であるため、健診から保健指導までの
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