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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (125 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

⑤の場合(肥満者・非肥満者)
収縮期血圧<130mmHg かつ拡張期血圧<85mmHg
今回、あなたの血圧値は保健指導判定値未満でした。収縮期血圧 120 mmHg 未満
かつ拡張期血圧 80mmHg 未満であれば望ましい血圧レベルです(正常血圧)

ご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。
【保険者および健診担当医、保健指導従事者への補足説明】
1)高血圧治療ガイドライン 2019 では、「危険因子の集積 ※」を、下記の危険因子が
3つ以上ある場合としている。健診結果の通知の際に参考にすることが望ましい。

※「危険因子の集積」とは、以下の脳心血管病の危険因子が3つ以上ある場合を指
す。
□ 高齢(65 歳以上)
□ 男性
□ 喫煙
□ 脂質異常症(HDL コレステロール<40mg/dL、LDL コレステロール≧
140mg/dL、TG≧150mg/dL)
□ 肥満(BMI≧25)
(特に内臓脂肪型肥満)

2)高血圧治療ガイドライン 2019 では、診察室血圧の血圧値分類を表1の通りとし
ている。特定健診における保健指導判定値(収縮期血圧 130mmHg 以上、拡張期血圧
85mmHg 以上)と高値血圧の基準値(収縮期血圧 130-139mmHg、拡張期血圧 8089mmHg)が異なることに留意する。
3)高血圧治療ガイドライン 2019 における、診察室血圧に基づいた脳心血管病リス
ク層別化を表 2 に、初診時の血圧レベル別の高血圧管理計画を表 3 に示す。高値血圧
(収縮期血圧 130-139mmHg、拡張期血圧 80-89mmHg)の範囲であっても高リ
スクに分類される場合(脳心血管病、心房細動、慢性腎臓病、糖尿病、危険因子の集積

がある場合)には薬物療法の適応になることがある。
4)血圧値が高血圧の範囲になくても、高血圧の薬物治療中であれば、医療機関で相談
の上、治療を継続することを推奨する。
5)高血圧治療ガイドライン 2019 では、健診や保健指導を行う場合には、測定血圧
値に加えて家庭血圧値も参考にして判断することを推奨している。受診勧奨の際に「家
庭用の血圧計をお持ちの方は、起床後と就寝前に 1 週間程度測定し、その記録を合わ
せてご持参ください。」のようなコメントを追記しておくと、かかりつけ医等での診療
上有益である。

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