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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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(5)健診・保健指導の評価
ストラクチャー(構造)d評価に加え、プロセス(過程)e評価、アウトプット
(事業実施量)f評価、アウトカム(結果)g評価を含めた総合的な評価を行うこ
とで、健康課題を明確化し、俯瞰的な取組を実施することができる。

(6)実施体制
保険者は、特定健診・特定保健指導を含めた保健事業の質や量を確保する必要
があるが、各保険者の規模や置かれている状況は様々であり、適切な外部委託の
活用も含め、それぞれにあった実施体制を構築し、取組を進めることが必要であ
る。
市町村は国保部門・衛生部門・介護保険部門間の連携強化を図ると共に、医師
会や委託事業者、地域の住民組織や団体等と協働した体制づくり等が考えられ
る。
職域では、産業医や保健師等の専門職を中心とした体制の構築や、健診機関や
適切な事業者への委託等が考えられる。
特に職域においては、事業主の協力により労働安全衛生法に基づき事業者が
行う健康診断の結果データの受領や保健指導が実施しやすくなると共に、対象
者が生活改善に取り組みやすい職場の環境づくりが整備され、保健指導の効果
が上がることが期待される。したがって、健診や保健指導の推進に当たって、保
険者は積極的に事業者の協力を得ることが望まれる。

d

ストラクチャー:構造。ここでは健診・保健指導を実施する際の構成因子を指す。物的資源
(施設、設備、資金等)、人的資源(職員数、職員の資質等)、組織的資源(スタッフ組
織、相互検討の仕組み、償還制度等)等がある。

e

プロセス:過程。ここでは保健医療従事者の活動(情報収集、問題分析、目標設定、事業の

f

アウトプット:事業実施量。ここでは実施された事業におけるサービスの実施状況や業務量

実施状況等)を指す。
を指す。
g

アウトカム:結果。ここでは対象者の健康状態への効果、知識の普及、健康行動、保健医療
サービス満足度等を指す。

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