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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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第3章 健診・保健指導事業に関わる者に求められる能力
効果的・効率的な健診・保健指導事業を実施するために、当該事業に関わる者
は、事業の企画・立案から事業の実施、評価に至るまでの一連のプロセスを行う
能力が求められる。
また、保健指導実施者は、対象者の身体の状態や生活状況、価値観等に配慮し
つつ、行動変容に確実につなげられるよう、以下の能力が求められる。

3-1 事業のマネジメントを担う者に求められる能力
保険者に所属している健診・保健指導事業に関わる者は、事業の企画・立案や
評価を行い、効果的な事業を実施するために、以下の能力を習得することが求め
られる。

(1)データを分析し、優先課題を見極める能力
健診・保健指導計画の企画・立案に当たっては、まず健診データ、医療費デー
タ(レセプト等)、要介護度データ、地区活動等により知り得た情報等から、対
象集団の特性(地域や職域の特性)を抽出し、対象集団の優先的な健康課題を設
定できる能力jが求められる。
たとえば、データヘルス計画における分析から、その対象集団に比較的多い疾
病の発症予防や重症化予防のために効果的・効率的な対策を考えることや、どの
ような疾病にどのくらい医療費を要しているか、より高額な医療費がかかる原
因疾患は何か、それは予防可能な疾患なのか、また、市町村においては、国保デ
ータベース(KDB)を活用して分析、対象者の抽出ができる能力が求められる。
データの分析や仮説の検証、その結果に基づいた目標設定と設定した目標の
妥当性の検討等については、専門機関や専門家に照会することも考えられる。

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対象集団の検査データの傾向や生活習慣上の課題を把握することで、集団に関する目標達成
に向けて何が解決すべき課題で、どこに優先的な予防介入が必要であるかという戦略を立てる
ことが重要である。

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