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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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受診者の状態に応じて、受診する医療機関を適切に選択することが重要であ
る。
○ 保険者はデータヘルス計画等において、分かりやすい情報提供や疾患の発症
予防・重症化予防のための保健事業の計画を作成する際、本プログラムの内
容を参照されることが望ましい。

(2)具体的なフィードバックの内容
フィードバックは全ての健診受診者に対して行われるべきであるが、個々の
健診結果によって伝える内容はそれぞれ異なる。そこで、検査項目毎に解説をし
た上で、経年変化も踏まえた総合判断の結果を通知することが望ましい。特に健
康上の課題が大きい対象者については、健診受診後速やかに保健指導実施者等
が個別に説明することで、より大きな効果が上がることが期待される。
具体的には、別添資料の文例集(○○ページ)を参考に、対象者個々人のリス
クの程度に応じて、可能な限りきめ細かく対応することが望ましい。
① 確実な医療機関受診を要する場合
検査結果に基づき、直ちに医療機関の受診をすべき段階であると判断された
対象者については、確実な医療機関の受診を勧奨する。特に、各健診項目におい
て、早急に医療管理下におくことが必要な者は、特定保健指導の対象となる者で
あっても早急に受診勧奨を行う。服薬中でなければ特定保健指導の対象者には
なり得るが、緊急性を優先して判断する必要がある。
なお、このことは、かかりつけの医療機関がない対象者にとっては、自身の健
康状態を継続的に診てもらう医療機関を見つける機会にもなる。
治療中断中の場合、又は受診に前向きな姿勢ではない場合には、必要性の説明
に終始するのではなく、本人の考え方や受け止め方を確認、治療に抵抗する要因
を考慮したうえ、受診の優先順位が高まるような働きかけが必要になる。また、
「いつまでに」受診するかといった約束をすることや、受診した結果を連絡して
ほしいと伝えることで、対象者の中で受診に対する意識が高まり、受診につなが
ることがある。
また、レセプト等を活用し、対象者が確実に受診したかを確認する等その後の
状況を把握することが望まれる。

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