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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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護予防にもつながる。退職や家族構成の変化等のライフイベントをきっかけ
に、社会参加が低下していることがあるため、生活の変化などについても確
認することが重要である。
○ 高齢者においては、内臓脂肪の蓄積が考えられる場合においても、食事制限
による低栄養、筋肉量低下を防ぐため、急激な減量を避けるように注意する。
食事内容については、全体量だけでなく栄養のバランスに留意し、嗜好や入
手方法、咀嚼状態にも配慮した指導が必要である。
○ 一般的に、年齢と共に血圧、血糖の平均値及び有病率が上昇する。保健指導
判定値の場合、検査値が安定していれば経過観察が可能な場合もある。受診
勧奨判定値以上に該当する場合や検査値が悪化した場合は、医療機関への受
診や保健指導につなげることが重要である。

(3)75歳以上の者に対する健診・保健指導の在り方について
○ 高齢者の保健事業を実施する際には、「高齢者の特性を踏まえた保健事業ガ
イドライン第2版」等を参照し、実施すること。
○ 75歳以上の者についても、(2)の65歳以上75歳未満の者と基本的に
は同様のことが言える。これに加えて、75歳以上の者は加齢に伴う虚弱な
状態(フレイル)がより顕著に進行し、複数の慢性疾患とフレイル等を要因
とする老年症候群の症状が混在するため、包括的な疾病管理がより重要であ
る。
○ 個人ごとの健康状態の差が大きくなり多様性がさらに高まることや、75歳
以上の多くの者が、医療機関を受診していることを勘案すると、医療機関と
連携した取組を推進する必要がある。
○ 医療機関に通院していない高齢者については、健診等の機会を活用して、高
血圧、糖尿病等の生活習慣病を軽症のうちに発見し、医療につなげ、重症化
を予防することが重要である。
○ 生活習慣病に着目した健診項目については、75歳以上の者についても、基
本的には75歳未満と同様の項目とする。ただし、腹囲については、医師の
判断等によって実施する項目とすることが適当である。
○ 医師の判断により実施する詳細な健診の項目(心電図等)については、健診
機関の医師が、これらの検査の必要性を含めて、受診勧奨とするか否かを判
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