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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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第2章 健診・保健指導の進め方(流れ)
2-1 年次計画の作成
データヘルス計画に照らし合わせ、健診・保健指導計画作成のために、各種デ
ータhの分析を行い、集団の特性(地域や職域の特性)や健康課題を把握し、具
体的な目標を定めた年次計画を策定する。
健診項目としては、集団の特性や健康課題に応じて項目を設定することとな
るが、特定健診については基本的な項目の実施が必須となっていることに留意
する。特定保健指導の対象とならない受診勧奨判定値を超えるレベルの受診者
に対する対応についても、計画に盛り込むことが望ましい。また、保健指導につ
いても、生活習慣病予防・重症化予防等の観点からどのような者を優先して実施
すべきか、集団の特性や健康課題に応じて設定する。特定健診・特定保健指導に
おいては、保険者は上記を踏まえて各期の特定健診等実施計画を策定する必要
がある。
また、健診未受診者、保健指導の未利用者等に対する支援方法についても、集
団特性に合わせ、ナッジi等を活用しながら創意工夫をし、受診率向上のための
具体策(実施方法、案内方法の工夫、評価など)を計画の中に盛り込むことが重
要である。
受診率向上や保健指導の実施に関する計画の策定には、関係する事業者や職
能団体等への連携についても検討すること。また、全体の計画策定には公衆衛生
の専門家や保健師等の専門職の意見も参考にしつつ、具体策を検討することが
望ましい。

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各種データ:男女別・年代別の健診結果、有所見状況、メタボリックシンドローム該当者・
予備群数及びリスクの重複状況、対象となる被保険者数・被扶養者数及び過去の健診受診者
数・未受診者数等の把握、医療費データ(レセプト等)、要介護度データ等。
ナッジ(nudge:そっと後押しする):行動科学の知見の活用により、人々が自分自身にと
ってより良い選択を自発的に取れるように手助けする手法。人々が選択し、意思を決定する
際の環境をデザインし、それにより行動をデザインするものであり、選択の自由を残しつ
つ、費用対効果が高いことを特徴とする。

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