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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (212 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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2-2 保健事業(保健指導)計画作成にあたっての現状分析と分析
結果の整理
(1)分析が必要な理由
保健事業(保健指導)計画を作成するためには、まず、現状を正確に把握し分
析することが重要である。
第一の理由としては、対象者の所属する地域・職域等の集団全体の健康課題を
分析することにより、その集団においてどのような生活習慣病対策に焦点を当
てるのかということと、優先すべき健康課題を把握し、保健事業全体の目標を設
定するためである。このことは、ハイリスクアプローチとポピュレーションアプ
ローチ全てを含んだ生活習慣病対策の全体像を見据え、社会資源を有効に活用
しながら保健事業を組み立てていくことにつながる。また、社会保障制度が持続
可能となるよう、生活習慣病有病者や予備群の割合や、医療費を分析することに
より医療費の増大の原因を明らかにしたり、健診データやレセプトデータと介
護保険データ(要介護度データ等)との突合を行うことにより要介護状態に至る
要因を解明したりすることが重要となる。
第二の理由として、対象者の的確な把握を行うことにより、対象者に合った効
果的・効率的な保健事業(保健指導)を行うことが挙げられる。さらに、保健指
導対象者数を概算することができるため、投入する人的資源や予算を計画する
ことができる。また、反対に、決められた予算の中で効率的に保健指導を行う計
画(支援方法、優先順位等の検討)を作成することができる。
これらを踏まえて、PDCAサイクルに沿った保健事業を展開することが求
められる。

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