04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (139 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
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○ 高齢者における糖尿病の血糖マネジメントにおいては、低血糖の危険性、合併症や併存
症、認知機能や ADL を考慮して、下表のように目標が示されていることに留意する。
健診の結果説明の際には、かかりつけ医の治療方針を確認しつつ、混乱を招かないよう
に留意する必要がある。
○ 低血糖は認知症や心血管イベントの発症リスクを高めるため、回避することが重要で
ある。高齢者においては低血糖症状(ふるえなどの交感神経症状)が乏しいことや、低
栄養状態の合併、一人暮らしによる発見の遅れなどにより、低血糖が遷延する危険が高
まる。低血糖が危惧される薬物治療の場合には下限値を設定し、低くなりすぎないよう
なマネジメントを行うべき、とされている。
○ 高齢者においては、糖尿病によりサルコペニアのリスクが高くなるため、身体活動量の
維持やレジスタンス運動が重要である。
○ 加齢にともない口腔機能の低下などの理由から、エネルギー摂取量が低下しているこ
とがある。また、糖尿病のために節制していることが低栄養状態につながることもある
ため、エネルギーや栄養素が不足しないよう、食生活の現状を把握し、適切な助言を行
うことが重要である。
*日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン 2019」、
「糖尿病治療ガイド 2022-2023」
準拠。ただし、特定健診の保健指導判定値、受診勧奨判定値と整合性をとった。
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