04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (141 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
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禁煙は自力でも可能ですが、禁煙外来や禁煙補助薬を利用すると、ニコチン切れの症
状を抑えることができるので比較的楽に、しかも自力に比べて 3~4 倍禁煙に成功しや
すくなることが分かっています。健康保険の適用基準を満たしている場合、1 日 20 本
のたばこ代に比べて 1/3~1/2 の安い費用で医療機関での禁煙治療を受けることがで
きます。
*健康保険による禁煙治療を受けるための条件
① 35 歳以上の者については、1 日喫煙本数
×
喫煙年数
が 200 以上であること
② いますぐに禁煙したいと考えており、禁煙治療を受けることを文書により同意しているこ
と
③ ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS, Tobacco Dependence Screener)で
ニコチン依存症と診断された者であること
3.受動喫煙に関する情報提供
○ 非喫煙者・禁煙者用への情報提供
わが国では、受動喫煙により、脳卒中、虚血性心疾患、肺がん等で年間約 1 万 5 千
人が死亡していると推計されています。受動喫煙は他人の健康に影響を与えることが明
らかとなっています。受動喫煙を防止するため、社会として屋内を禁煙とする対策が進
んできていますが、他人のたばこの煙を吸わないように注意することも大切です。
もし、あなたが家庭または職場で受動喫煙を受けている場合は、それを改善するため、
家庭や職場で相談してみましょう。
○ 喫煙者への情報提供
わが国では、受動喫煙により、脳卒中、虚血性心疾患、肺がん等で年間約 1 万 5 千
人が死亡していると推計されています。受動喫煙は他人の健康に影響を与えることが明
らかとなっています。受動喫煙を防止するため、社会として屋内を禁煙とする対策が進
んできています。あなたの家族をはじめ、周囲の人にたばこの煙を吸わせないように注
意してください。
【保険者および健診担当医への補足説明】
加熱式たばこは、たばこ葉やたばこ葉を加工したものを電気的に加熱し、エアロゾル
(霧状)化したニコチンと加熱によって発生した化学物質を吸入するタイプのたばこ製
品です。加熱式たばこの化学成分を分析した結果からは、加熱式たばこの主流煙には、
多くの種類の有害化学物質が含まれることが知られています。紙巻きたばこを加熱式た
ばこに替えて健康被害が減ったという明らかな根拠はこれまでのところ見当たりませ
ん。たばこ煙にさらされることについては安全なレベルというものがなく、喫煙者と受
動喫煙者の健康に悪影響を及ぼす可能性が否定できないと考えられています。
加熱式たばこは、紙巻きたばこと同様に、健康増進法で禁煙場所での使用が禁じられ
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