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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (132 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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脂質検査の結果、中性脂肪が高いことが分かりました。
総エネルギー摂取量を適正とし、身体活動量の増加や運動習慣を意識して、アルコー
ルの過剰摂取を控えてください。また、身体活動量の増加や運動習慣を意識しましょう。
ご自身で生活習慣の改善に取り組まれる方法、保健センター等で健康相談や保健指導を
受ける方法があります。
引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

HDL-C<40mg/dL
善玉コレステロールが低くなっています。
身体活動量の増加や運動習慣を意識しましょう。喫煙している人は禁煙をしましょう。
ご自身で生活習慣の改善に取組まれる方法、保健センター等で健康相談や保健指導を受
ける方法があります。
引き続きご自身の身体の状態を確認するために、これからも健診を受診しましょう。

⑤の場合(肥満者・非肥満者)
今回の健診では、脂質検査値に異常はありませんでした。
現在の生活習慣を継続するとともに、引き続きご自身の身体の状態を確認するために、
これからも健診を受診しましょう。
【保険者および健診担当医、保健指導従事者への補足説明】
1)「肥満者の場合」とは基本的に特定保健指導の対象となる腹囲基準等を満たした場
合を示す。
2)HDL-Cだけが低く、TGやLDL-C(Non-HDL-C、総コレステロール)の上昇を伴わ
ない場合は心筋梗塞等の動脈硬化性疾患のリスクは高くならないという報告もある。ま
た、HDL-C上昇を主な目的とした薬物療法による動脈硬化性疾患の予防効果は確認さ
れていない。
3)脂質異常症において最優先で管理すべき指標はLDL-Cである。LDL-Cの高値は冠
動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)の発症リスクを上げる。なお脳梗塞は、アテローム血栓
性梗塞、ラクナ梗塞、心原性塞栓の3タイプに大別されるが(わが国ではこの3つのタ
イプの脳梗塞はほぼ同数の発症数である)、LDL-Cによって発症リスクが上昇するの
はアテローム血栓性梗塞である。ラクナ梗塞は高血圧、心原性塞栓は心房細動の影響が
大きい。
4)何らかの理由でLDLではなくNon-HDLを用いる場合は、LDL-Cの値にプラス30
したものが基準値となる(例:LDL -C180 → Non-HDL-C 210、LDL-C 140 →
Non-HDL-C 170)。文例はLDL-Cのものを準用し、LDL-Cと記載があるところを

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