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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (113 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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独自に追加する場合に有用と考えられる質問項目

選択肢

目的

1.

食塩(塩分)摂取を控えるようにしていますか。

2.

毎日1回以上魚を食べていますか。

3.

野菜をどの程度食べていますか。

4.

1日1回は果物を食べていますか。

1.

①はい ②いいえ

2.

①はい ②いいえ

3.

①ほぼ毎食 ②1 日 1~2 回

4.

①はい ②いいえ

③1 日 1 回未満

④ほとんど食べない

循環器疾患発症予防のために重要な食習慣の現状を把握する。
標準的な質問票では、肥満と関連する生活習慣についての質問が多く含ま
れているが、循環器疾患発症予防のためにはそのほかにも重要な生活習慣
がある。特に食習慣の改善は、保健指導の中心となる場合が多く、健診時に

解説

主要な食習慣を把握することで指導に生かすことができる。ここでは、重要
な4つの食事因子を挙げた。集団全体におけるこれらの食習慣の把握は、保
健事業を計画・評価するときにも重要となるため、上記の質問項目を必要に
応じて追加することが望ましい。


食塩摂取量が多いほど血圧が高く1、減塩により血圧が低下する2,3。ま
た、
「減塩している」と答えた者では、していない者に比べて1日1〜2g
食塩摂取量が少ないと報告されている4,5。



魚および及び魚に多く含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸(EPA、DHA)
は循環器予防効果があることが報告されている


エビデンス

6,7,8



9

野菜や果物が多い食事 あるいは野菜・果物に多く含まれるカリウム10
には血圧低下効果があることが報告されている。また、野菜に多く含ま
れる食物繊維には糖・脂質代謝改善11,12の効果があることが報告され
ている。野菜、果物摂取により循環器疾患リスクが低下することが報告
されている6,13。



野菜、果物、魚、食塩摂取量は各々独立して循環器疾患リスクと関連す
るとともに、4つの食事因子の組み合わせにより循環器疾患死亡リスク
は相乗的に低下することが示されている 6。



食塩の摂取源は、調味料(醤油、味噌など)
、汁物(味噌汁、スープ)

めん類、加工肉(ハム・ソーセージ)、練り製品(ちくわ、かまぼこ)
などが挙げられる。これらの食品を控えている場合、問1は「①はい」
となる。

聞き取り



ポイント

魚については、食事バランスガイド14で示されている2サービング相当
である1切れ(約80g)を目安として聞き取る。



野菜については、小鉢1皿で約70g相当である。1日の推奨量は5皿分
(350g)となり、毎食1-2皿食べる必要があるため、1日の摂取頻度
を聞き取る。



果物については、1回の目安量は100g(りんご半分、バナナ1本ある

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