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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (94 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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質問17の朝食、質問20の睡眠による休養も活用し、夕食の食事内容も
あわせて確認する。

聞き取り



「はい」と回答した場合、その人の生活パターンを詳細に聴取し、仕事
や家庭の事情などの原因に応じて、本人とともに改善点を探る。
「毎日

ポイント

早めに夕食を」と指導しても効果が上がらない場合があるので、毎日が
難しい場合は、まずは「週に1回」

「2日に1回」など、段階的に目標
を立てる。
「寝る前に食事をすると、肥満や高血糖、脂質の異常につながります。早め

声かけの例

の時間に夕食をとる工夫を考えてみましょう。夕食の時間が遅くなる場合
は、夕方に軽食をとって、夜は控えめにすることも一つの方法です。

早めの時間に夕食を終えていても、夕食後に間食をしている場合がある。こ
の場合も、寝る前の食事習慣が健康に与える影響を理解してもらい、改善点

留意事項

を探る。
なお、就寝前 2 時間以内の夜遅い食事を避けるために、早い時間帯に間食
を摂る場合には、食事の代わりになる食品・料理を選ぶように促す。


1 日に必要十分な栄養素など、健康的な食事に関する基礎知識を平易
な言葉で伝える。

対応方法



理解が進んだら、遅い夕食の原因と習慣を変える方法を一緒に考える。



遅い夕食の習慣が罹っている疾患に影響すると思われる場合は、医師
に相談するよう勧める。

参考資料
1.

平成22年度厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研
究事業)
「特定健診・保健指導開始後の実態を踏まえた新たな課題の整理と保健指導困
難事例や若年肥満者も含めた新たな保健指導プログラムの提案に関する研究」
(研究代
表者 横山徹爾)

2.

Okada C, et al. The association of having a late dinner or bedtime snack and
skipping breakfast with overweight in Japanese women. J Obes. 2019;
2019:2439571.

3.

Ishida Y, et al. Influence of the accumulation of unhealthy eating habits on
obesity in a general Japanese population: The Hisayama Study. Nutrients.
2020; 12:3160.

4.

Watanabe Y, et al. Skipping breakfast is correlated with obesity. J Rural Med.
2014; 9:51-58.

5.

Kito K, et al. Impacts of skipping breakfast and late dinner on the incidence
of being overweight: a 3-year retrospective cohort study of men aged 2049 years. J Hum Nutr Diet. 2019; 32:349-355.

6.

Kikuchi A, et al. Risk factors for multiple metabolic syndrome components in
obese and non-obese Japanese individuals. Prev Med. 2021; 153:106855.

7.

Kudo A, et al. Fast eating is a strong risk factor for new-onset diabetes

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