04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (13 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
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(1)生活習慣病の予防に関する重点の変化
かつて、市町村で実施されていた老人保健事業は、
「健康教育」、
「健康相談」
が主として一次予防、「健康診査」が主として二次予防、「機能訓練」、「訪問
指導」が主として三次予防としての役割を担い、それらの連携を促す「健康手帳」
の交付が行われ、予防活動の体系化の推進が行われていた。
生活習慣病予備群に対する生活習慣への介入効果についての科学的根拠が国
際的に蓄積され、我が国においても国保ヘルスアップ事業をはじめとして生活
習慣病予備群に対する効果的な介入プログラムが開発されてきた。さらに、日本
内科学会等の内科系8学会合同でメタボリックシンドロームの診断基準が示さ
れ、内臓脂肪の蓄積に着目した保健指導の重要性が明確化された。こうした状況
を踏まえ、現在の健診・保健指導は、内臓脂肪の蓄積に着目した上で、生活習慣
病の危険因子の数に応じて階層化された保健指導対象者に対し、個々の生活習
慣の改善に主眼を置いた保健指導を重視するものとなっている。
なお、内臓脂肪の蓄積に着目した保健指導を行うのは、生活習慣病予防に効果
的・効率的であるとの知見があるためであるが、こうした保健指導の考え方によ
って非肥満者に対する保健指導の重要性が低下するわけではないことに留意さ
れたい。
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