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04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (162 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html
出典情報 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》
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③ の場合

(単純網膜症・軽症〜中等症非増殖網膜症)

糖尿病網膜症が始まっている可能性があります。このまま放置すると、眼底出血など
により視力を低下させる危険性が高まります。血糖や血圧の管理により血管障害を進ま
せないこと、年一回の眼科で精密な眼底検査を受けて進行状態を詳しく把握することが
必要です。同時にかかりつけの医療機関等で糖尿病の管理もしっかり行ってください。

④ の場合

(異常なし)

今回の検査では明らかな糖尿病網膜症の病変は認めませんでしたが、高血糖に伴い血
管の密度や神経機能の異常が出ることもあります。より詳しい診断のために、年に一度
は眼科で眼底をよく診てもらう必要があります。かかりつけの医療機関等を受診し、血
糖値の改善に努めること、血圧を正常に保つことにより、網膜症の発症や悪化を予防で
きることがわかっています。
【参考文献】
1.日本糖尿病学会「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン 2013」
2.日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン 2019」
3.循環器予防ハンドブック 第 7 版 眼底検査
4.日本人間ドック学会 眼底健診判定マニュアル
5.健診・人間ドックハンドブック(中外医学社)
6.日本糖尿病眼学会・日本眼科学会「糖尿病網膜症診療ガイドライン」

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