04.【資料2-1】標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)(案)1/2 (214 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31652.html |
出典情報 | 標準的な健診・保健指導プログラム改訂に関するワーキンググループ(第2回 3/7)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
現状分析に当たっては、基準の統一、比較可能性等に留意して行う必要がある。
また、分析結果については、医療費、対象の属性、環境等の観点からさらに
解析を行い、その結果を整理する。そして、対象集団の健康課題、保健指導の効
果が期待される対象者集団及び方法等を明らかにして、その課題解決に向けた
保健事業(保健指導)計画を策定するための基礎資料を作成する。
基礎資料には、次のような分析結果を整理することが考えられる(第4編第3
章参照)。
① 「医療費等の負担の大きい疾病等の分析」(参考様式1~2、参考様式1-
2、参考様式2-1、参考様式2-2、参考様式3-1~6)
重点的に対策を行うべき病態や生活習慣を選定する。ほかに、人工透析導入原
因疾患等の分析も健康課題の抽出に役立つ。
② 「医療費増加率、有所見率の増加が著しい疾病等の分析」
(参考様式1~2、
参考様式1-2、参考様式2-1、参考様式2-2、参考様式3-1~6)
背景にある要因(生活習慣、環境の変化等)を考察し、重点的に適正化を図る
ための計画を立案する。
③ 「属性ごとの分析」
優先的に対象とすべき性別・年代を選定し、対象となるそれぞれの属性(働き
盛り(管理職、営業職等)、育児中の親等)に受け入れやすい保健事業を計画す
る。
④ 「環境(地域・職域)ごとの分析」
重点的に対策を行うべき対象を選定し、その地域・職場の共通の生活習慣に関
連する問題についてはポピュレーションアプローチの視点も含めて計画を作成
する。なお、職域の分析に当たっては、職場全体の分析だけではなく、たとえば
夜勤従事者や在宅勤務者等、勤務形態や業務内容に応じた分析も考慮に入れる。
⑤ 「ストラクチャー(構造)、プロセス(過程)、アウトプット(事業実施量)、
アウトカム(結果)の分析」
ストラクチャー(構造)、プロセス(過程)、アウトプット(事業実施量)、
アウトカム(結果)のそれぞれについて分析し、さらに関連性について分析する。
保健事業の実施により、健康課題の改善が図られているかどうかを検討する。不
十分な場合には保健事業の見直し、またはほかの影響する要因について分析す
る(第3編第4章参照)。
210